【プランナー解説】結婚式当日の流れ(段取り)&トラブル対処法

【プランナー解説】結婚式当日の流れ(段取り)&トラブル対処法

待ちに待った結婚式当日!緊張や感激で、気持ちがいっぱいになっている方も多いですね。

そんな一日をめいいっぱい楽しむためには、一日の流れや当日の段取りを把握しておくことが大切。

代表的なスケジュールを元に、新郎新婦さまの結婚式当日のタイムスケジュールをご紹介していきます。※挙式時間を11:00と設定します

結婚式当日の新郎新婦の流れ・段取り[集合~準備]

結婚式当日は朝食を取ろう

結婚式の一日は想像以上に長いものです。十分楽しむためにも、体調管理はとても大切。前日はなるべく早く寝て、当日に備えましょう。

朝食をしっかり食べる、持ち物を確認する

披露宴中の食事はゆっくり楽しむことができないことが多いです。当日の朝は、緊張で食事がノドを通らない方も少なくありませんが、朝食はしっかり食べることがおすすめ。

持ち物は、普段のお出かけ用グッズだけでなくストッキングやハンカチなど、会場側から指定されたものがあれば、持参しましょう。

また式場に到着後は、控え室でヘアメイクを行うため、式場に向かうまでのメイクは最低限でOKです(基礎化粧品だけなど。スッピンでもOK!)。

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時間に余裕を持って出発する

11:00にスタートする挙式に向け、自宅を出発します。当日、予期せぬ交通事情等で集合時間に遅刻をしまわないよう、ゆとりをもって自宅を出発するように心がけましょう。

式場に到着後、ヘアメイク開始

【目安の時間 8:30(挙式開始11時)】

式場に到着後は、新郎新婦控え室などでヘアメイクを開始します。食事を取り損ねた方は、パンなどメイクの途中に食べられる軽食を持参されるといいですね。

メイクの後は、ウェディングドレスやタキシードに着替えるため、着替えのしやすい服装で出向くことが望ましいです。

支度中に控え室で進めること

支度中も結婚式の準備は進みます。そこで、この時に進めていく準備をご紹介します

1)電報をチェック

新郎新婦さま宛に送られた祝電が式場に届いていることがあります。その場合、ご自身で内容を確認し、披露宴で紹介するもの・しないものに分けましょう。

披露宴で祝電を紹介する場合は、送り主の名前や肩書きなどもしっかり確認し、のちに挨拶に来る司会者に伝られるよう、備えておきます。

2)欠席者がいる場合はプランナーに伝える

最後にプランナーと連絡を取ってから、欠席となったゲストがいる場合、なるべく早くプランナーに伝えましょう。欠席ではなくても遅刻などの情報を聞いている場合も伝えてください。

3)当日持参する結婚式アイテムがあれば提出

手作りした席次表や席札、ゲストに渡すサンクスギフトや演出で使用する景品など、当日までに会場に提出できていない結婚式グッズがあれば、早急に提出します。

花嫁の手紙を当日に持ち込むなら、会場の責任者(キャプテン)に渡す場合や、プランナーに渡す場合など、式場により提出方法が異なります。すぐに渡せるよう、準備しておきましょう。

記念撮影をする

【目安の時間 10:00(挙式開始11時)】

メイクアップが完了した後は、新郎新婦さまでの記念撮影を進めていきます。希望のショットがあれば、事前にカメラマンに伝えておき、取り残しがないようにしましょう。

結婚式当日の新郎新婦の流れ・段取り[両親・親族集合、リハ]

親族写真

両親・親族集合、親族紹介

【目安の時間 10:15(挙式開始11時)】

親族控え室などの会場を設け、ご両家の親族を紹介する場を設けます。

親族紹介には新郎新婦さまは同席しないことが多く、プランナーを中心に会場スタッフで進行していきます。

ポイント!
親族紹介のやり方はさまざま

親族紹介は、挙式後にチャペルで開催したり、親族集合写真の前に開催したりと、式場により予定が異なります。ご自身が選んだ会場はどのようなスタイルになっているか、事前に確認しておきましょう。

受付担当者集合

【目安の時間 10:15(挙式開始11時)】

受付担当者には説明があるため、少し早く会場にお越し頂く必要があります。招待状などを通して伝えていたとしても、結婚式間近になったら、当日のお願いも込めてご挨拶しておくといいですね。

挙式のリハーサル開始

【目安の時間 10:30(挙式開始11時)】

キリスト教式・人前式を予定している場合は、事前にリハーサルがあります。

新郎新婦さまだけで進めることは少なく、挙式演出に関わるゲストには全員に参加してもらう事が望ましいです。

  • バージンロードは新婦父と歩く予定
  • 入場前に新婦母からベールダウンを予定
  • フラッグガールやリングボーイをお願いしている子どもゲストがいる

など。

分からないことがあれば、その都度プランナーや他のスタッフに確認し、不安をできるだけクリアにしておくことが挙式成功の秘訣です。

ゲストの受付開始

【目安の時間 10:30(挙式開始11時)】

挙式リハーサルと同時に、ゲストの受付が開始されます。

受付は受付担当のゲストを中心にすすめますが、会場内のスタッフが補佐に入ることが多いでしょう。

席次表の他に受付で渡す物があれば(お車代など)、受付担当ゲストだけでなく、プランナーにも共有しておきましょう。

ポイント!
ご祝儀の管理に要注意!

挙式が始まる前には、いったんゲストの受付が終了しますので、受付で預かったご祝儀をどうするのか確認しておきましょう。例えば、以下の方法を取られることが多いです。

  • 一時的に式場に預ける
  • 両親に渡す
  • 新郎新婦の控え室に置いておく

どの方法で保管するのかを決めておき、プランナーと受付担当者に伝えておきましょう。

結婚式当日の新郎新婦の流れ・段取り[挙式~披露宴]

バージンロード

挙式開始

予定時刻になったら、挙式が始まります。

どのような挙式スタイルでも、所要時間は30分程度。緊張したり感動したり、とても感情が忙しい時間ですが、一生に一度の30分なのでしっかり楽しんでくださいね!

アフターセレモニー、集合写真撮影

【目安の時間 11:30(挙式開始11時)】

挙式が終了した後は、フラワーシャワーやブーケトス、バルーンリリースなどの演出を予定されることも多いですね。

アフターセレモニーとしてウェルカムパティーをしたり、ゲスト全員の集合写真を撮影をしたり、ゲストと少しの交流を楽しめる時間です。

なお披露宴入場前に衣装チェンジする予定の場合は、アフターセレモニーを早めに切り上げ、お色直しに入ります。

披露宴開始

【目安の時間 12:00】

披露宴が始まる前には、新郎新婦と両家のご両親が会場前でお出迎えすることが多いですね。仲人を立てている場合は、仲人ご夫妻もお出迎えにご参加頂きます。

会場にゲストが揃ったら、いよいよ披露宴のスタートです!その場を思いっきり楽しみましょう!

お酒を勧められることも多いかと思いますが、体調としっかり相談を。お酒が顔に出る方は写真に残ってしまうことを考え、飲酒を控えることも検討して下さい。

披露宴のタイムスケジュール例

12:05 新郎新婦からゲストに向けてウェルカムスピーチ
12:10 司会者より新郎新婦を簡単に紹介
12:15 新郎側主賓挨拶
12:20 新婦側主賓挨拶
12:25 ウェディングケーキ入刀&ファーストバイトセレモニー
12:30 乾杯挨拶、食事スタート
13:00 お色直し中座、記念撮影
13:10 中座中に新郎新婦の生い立ちムービー上映
13:25 新郎新婦お色直し入場、テーブルラウンド演出
13:40 新郎側余興披露
13:45 新婦側余興披露
14:05 感謝の手紙披露&花束贈呈
14:15 両家代表謝辞
14:20 新郎謝辞→その後、新郎新婦退場
14:25 エンドロール上映
14:30 披露宴お開き

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結婚式当日の新郎新婦の流れ・段取り[披露宴終了後]

プチギフト

披露宴終了、お見送り

【目安の時間 14:30】

新郎新婦と両家のご両親(仲人が居る場合は仲人夫妻も含めて)でゲストを見送ります。その時に一言感謝のメッセージを添え、プチギフトを渡してご挨拶していきましょう。

ゲストの見送りが済んだあとは、お互いの両親にもお礼を伝え、両親も帰り仕度を進めるように伝えます。仲人を立てている場合も同様です。

主賓の挨拶を依頼したゲストや余興のご友人など、役割をお願いしたゲストには、この時点でお礼を伝えることはもちろんですが、後日改めてお礼を伝えることも忘れずに!

着替え・プランナーへお礼

【目安の時間 15:00】

ゲスト全員を見送ったら、やっと一呼吸!挙式・披露宴は終了です。

控え室に戻り、着替えを進めて帰る仕度をしましょう。二次会が差し迫っている場合は、次の準備に取りかかります。

プランナーへのお礼やプレゼントがある場合は、このタイミングで渡すといいですね。

挙式後は、プランナーとの対話もつきないものですが、つい話し込んで二次会の集合時間に遅刻してしまうなどは、マナー違反!新郎新婦としてゲストに対する感謝の気持ちを大切に二次会への準備を進めましょう。

当日清算・持ち物チェック

会場により、当日精算分が発生することもあります。(ドリンクの追加など)

この場合は着替え後に精算を行います。支払い方法は、現金なのかカードなのかも、事前に確認しておくことが大切です。

当日精算ではない場合は、請求書を受け取ることもあるため、紛失しないように注意して下さい。

また会場に持ち込んだアイテムは、どのように持ち帰るのか事前に確認しておくことが大切です。当日に持ち帰るのであれば、忘れ物がないかどうか確認しましょう。

結婚式当日の新郎新婦の流れ・段取り[二次会]

新郎新婦と参列者

二次会開始

【目安の時間 17:30】

二次会を予定している場合は、披露宴終了後から2時間〜3時間程度余裕を持たすといいですね。

しかし披露宴に参加したゲストが多く二次会に参加する場合は、開催時間が長すぎると、空き時間が長くなってしまいます。

二次会会場を早めに空けてもらったり、近くのカフェなど暇つぶしできる場所の案内をしたり、ゲストを退屈させない方法を考えてみては?

二次会終了、清算

【目安の時間 19:30】

二次会の後もゲストをお見送りし、幹事がいる場合はしっかりお礼を伝えましょう。幹事にお礼を用意している場合は、このタイミングで手渡すことがおすすめです。

二次会での支払いは当日精算が主です。現金での支払いなのか、カードでの対応が可能なのか、確認して起きましょう。

支払いを済ませたら、持ち込み品がある場合は持ち込み品をまとめ、帰路につきます。

結婚式当日にトラブルが起きたら?対処方法

結婚式に生理がきたらどうする?

結婚式当日に予期せぬトラブルが生じる可能性もあります。その場合の対処法についてまとめていきます。

集合時間に遅刻しそう

集合時間に間に合うように用意していても、道路事情や天候などの影響で遅刻しそうな状況もあるでしょう。

その場合は、真っ先に式場に連絡をし、「今どのような状況か、何分くらい遅刻しそうか」を伝えることが大切です。

たとえ5分の遅刻でも、「このくらいなら遅刻してもいいだろう」と考えず、しっかり状況を伝えて下さい。

忘れ物をしてしまった!

席札や席次表など当日に必要となるアイテムを忘れてしまった場合は、後から集合する家族などにもってきて貰うことができないか、確認してください。

家族や親族に依頼できない場合は、新郎新婦自ら取りに帰ってもらうか、代用品を使用するしか方法がありません。

式場によっては代用品の用意が可能ですが、急にアイテムを用意するとなると、自分たちがイメージしていた内容と異なってしまうことはもちろん、ムダな出費になってしまいます。

またゲストへのプレゼントなどは指定品を用意できない可能性が高いため、忘れ物をしないよう、細心の注意をはらうことが大切です。

新郎新婦が当日体調不良

当日に体調を崩してしまう事も十分に考えられます。

どの程度体調が悪いのかで、結婚式を決行するかどうかの判断が異なるでしょう。

頭痛や腹痛、微熱程度の発熱なら、そのまま挙行される方が多いですが、嘔吐が止まらない、めまいで立てないなど診察が必要と感じる場合は、早急に式場に連絡を!妊娠中に出血した・お腹が張っているなど、あきらかにいつもと様子が異なる場合も同様です。

インフルエンザなど感染症の場合、新郎新婦が我慢すればいいという問題ではなく、下手するとゲストに移してしまうこともあるので、慎重に判断してください。

その際、結婚式をどうするのかを新郎新婦や両親、プランナーと相談します。最悪の場合、延期や中止もやむをえません。

延期や中止となる場合、キャンセル料がかかる可能性があるだけでなく、多くのゲストにも迷惑がかかってしまいます。

こういった状況にならないためにも、普段からの体調管理が大切です。また授かり婚の場合は特に、不安要素がないよう主治医と相談し、進めて行くようにしましょう。

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ゲストがドタキャンした

ゲスト自身やゲストの家族の体調不良などでドタキャンも起きうる状況です。ゲストのキャンセルが分かった時点でプランナーに伝え、以下の項目を話し合います。

  • 引出物はどうするか
  • 席は撤去するか
  • 料理はどうするか

また、新郎新婦自身がゲスト欠席を把握できておらず、受付にお越しにならないため欠席が分かることもあります。

この場合も同様に、引出物やお席、料理をどうするのか話し合いましょう。

まとめ

  • 挙式、披露宴を楽しむために、当日の流れを把握しておくと良い
  • 一生に一度の結婚式を楽しむには、体調管理も大切。前日は早く寝て、飲酒の量も体調と相談を
  • ギリギリでの欠席や予定の変更がある場合は、早急にプランナーに伝える
  • ご祝儀の管理や代金の支払い方法など、お金の管理はしっかり確認しておくことが大切

結婚式の一日を一般的な内容を元にご紹介しました。

会場への入館時間は、多くの会場で2時間半前を予定しています。この集合時間に遅れてしまうと、このあとの予定にしわ寄せが来てしまうことも多いため、遅刻は厳禁です。

当日を楽しむためにも、余裕を持った行動を心がけて下さいね。

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