こんにちは、ブライダルエステナビ編集部のあやです。一生に一度の結婚式!憧れの純白のウェディングドレスを着る時には、小物も、白一色でコーディネートしたいもの。白いヴェールに白い髪飾り、白い手袋に…って、一つ忘れていませんか?そう、ウェディングシューズです。花嫁さんも見落としがちなウェディングシューズの準備について、私の挙式経験も踏まえてご紹介します。

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ウェディングシューズってなに?

ウェディングシューズは、もともと欧米のウェディングパーティーで新郎新婦が列席所の前で踊る”ファーストダンス”のための シューズとして根付いた文化なんだそう。女性たちは、ウェディングドレスに合わせた運命の一足を購入して、ドレスと同じように、パーティーの後も大切に保管していたようです。

現在は日本でも、ウェディングドレスの保管は難しくても、シューズや小物を結婚式の記念にとっておきたいと考える花嫁さんも多いんだとか。

ウェディングシューズと言えば、シンプルな白いエナメルパンプスが浮かびますが、ドレスの素材に合わせてシルクサテンやレースを施したロマンチックなシューズを選ぶ花嫁さんも。基本的には身長やスタイルなどに合わせて5cm、7 cm、12cmなど、ヒールのあるものが選ばれており、女性の花嫁姿をランクアップさせる重要な役割を持っています。

ウェディングシューズはゲストに見える?

「どうせドレスに隠れてゲストからは見えないでしょ~?」
と思っている花嫁さんも多いはず。

いいえ、実際は意外と見えるものなんです。

ウェディングシューズはどのような時にゲストに見られてしまうのでしょうか?シーン別に紹介します。

【結婚式】
・式場の外の階段でフラワーシャワーの演出をする時
・花嫁が階段や車から下りる演出がある場合
・ガーデンウェディングなど野外での移動の時(介添えさんがドレスのすそを持って歩いてくれたり、自分でたくし上げたりする)

【披露宴・二次会】
・お姫様抱っこの演出があるとき
・ミニ丈のドレスの場合
・高砂など段差を降りる時

上記のように、段差を降りる際や移動の時に、意外と見えてしまう花嫁の足元。

私が以前友人の挙式に参加した際、事もあろうか結婚式の前にリハーサルを終えた新郎新婦にばったり遭遇してしまった事がありました。その時、可憐な花嫁さんがドレスの裾を引きずらないように、膝までドレスをがしっとたくし上げ、がに股でズンズン歩いている姿を見てしまったのです…。何かいけないものを見てしまったような気分になりましたが、そういう時って意外と細部まで凝視してしまうもの。小柄な花嫁さんだったので10㎝以上の高いヒールの靴も、もちろんばっちり見えていました。

慣れない挙式当日、何が起こるかは自分にもゲストにも分かりません(笑)
シンデレラのガラスの靴のようなシューズを花嫁さん全員が履く必要はありませんが、万が一誰かに見られてしまっても恥ずかしくないような足元に整えておいた方がよさそうです。

普段履いているパンプスとの違いは?

普段からパンプスを履いている女性にとっては「わざわざ結婚式の一日の為にシューズを揃えるのは面倒くさい!」と感じる方も居るでしょう。ウェディングシューズは普段のパンプスと何が違うのでしょうか?

ウェディングシューズは、ウェディングドレスやその他の小物に合わせて「清潔」「新鮮」「純潔」といったイメージで、「何色にも染まる」という意味もある「白色」が好まれます。

でも、白いパンプスって意外と持っていない・普通の靴屋には売っていないんです…!

靴は汚れることを前提で買う人が多いので、色の濃い商品の方が店頭に多く並んでいます。シンプルなエナメルパンプスも、ベージュやグレーはあっても「真っ白」のものは町中でもなかなか見かけません。

そして花嫁さんはフォーマルな舞台の主役ですから、オープントゥやサンダルタイプのものよりも、クローズトゥパンプスが好ましいというのも暗黙のルール。そのうえ、ウェディングドレスに合わせたサテン素材のものやレースの装飾がついた繊細なシューズ…となってくると、普段のパンプスとは違う特別感がありますよね。

とはいえ、現在はリゾート・ガーデン・レストランなど結婚式の形が多様化しており、クローズトゥパンプスに限らずミュールタイプなどデザイン性を重視したものも選ばれています。カラーも白に限らず銀や、グリッター・ラメの素材のものも人気ですし、「サムシングブルー」の習わしに沿ってティファニーブルーのような色のシューズを選ぶ花嫁さんも。結局は必要なヒールの高さがあり、カジュアルすぎない印象のシューズであれば、好きなものを履いてOKという風潮になりつつあるようです。

ヒールの高さはどうやって決めるの?

ウェディングシューズにはどのくらいのヒールのものを選んだらいいのでしょうか?

まず一番に考えたいのが、ウェディングドレスの丈とのバランスです。

日本人の頭身バランスで綺麗にウェディングドレスを着こなすには、ある程度の身長が欠かせません。そもそもドレスは長身の方が見栄えが良くなる構造なんだとか。身長が高くなることで、スカートの部分がより広範囲で見えるので、上半身やお顔が小さく見える効果が期待できます。

実際、レンタルのウェディングドレスは、平均身長+10~12cmで一番綺麗に見えるように作られていることが多いんだとか。レンタルドレスの場合は、試着の際に”あと何cmでドレスが綺麗に着こなせるか“というのを見極める必要がありそうです。

確認すべきポイントは正面から見た時の足元の見え方。後ろに長く伸び引きずる形になっていることが多いウェディングドレスですが、正面から見ると、足元が床スレスレだったり、わずかに床についていたりと長さで見え方が左右される場合が多いんです。特に、裾までドーム状に広がったプリンセスラインのウェディングドレスの場合、ウェディングドレスと床の間に辺に隙間があると目立ってしまい不格好。花嫁の身長とドレスの丈に合わせて、床と裾の間にぽっかり影が出来てしまわないようにウェディングシューズのヒールで微調整する必要があります。

次に考慮すべきポイントは新郎との身長差。

「高いヒールを履いてしまうと、新郎の身長を超えてしまう」という理由で、低めのヒールを選ぶ花嫁さんもいるでしょう。しかし、逆に旦那さんと身長差がありすぎても見栄えが悪くなることも。”新郎よりも数cm低い”くらいが理想ですが、結婚式の主役はある意味華やかな花嫁さんですから、花嫁さんが一番美しく見えるように調節するのが最優先かもしれません。気になる場合は、新郎にシークレットヒールが入っているシューズを履いてもらうという手も。

ウェディングシューズを手に入れる方法

ウェディングシューズを準備する方法としては主に、

レンタルするか 購入するか2つの選択肢があります。

「みんなのウェディング(http://www.mwed.jp/manuals/805/)」によると、花嫁の9割と圧倒的に多いのがレンタル派。ウェディングシューズをレンタルするメリットとデメリットから見ていきましょう。

レンタルのメリット

ウェディングドレスをレンタルする場合、同じレンタルショップでシューズをレンタルるする人が多いでしょう。その場合、借りるのも返却するのも一度で済むので手間が省けて楽ですね。ただでさえ忙しい結婚式の準備中にシューズを求めて探し回る手間も省けます。結婚式が終わったら白くて汚れやすい・ヒールの高いウェディングシューズは履く機会はあまりありません。返却してしまえば処理に困ることもありませんね。

レンタルのデメリット

前にレンタルした人が履いていた中古品を履くことになるので、衛生面が心配という花嫁さんもいるようです。凡庸性があるように無難なデザインのシューズしか置いていないので、お洒落な花嫁さんには物足りないことも。また、海外挙式などの場合、長期間レンタルすることになるので料金が高くなったり、返却期限などのスケジュール管理も注意しなければなりません。野外に出る演出などがある場合、汚したりしてしまったり破損してしまった時の保障なども事前に確認しておく必要があります。

レンタルに向いてる花嫁さんは、ウェディングドレスなどもセットでレンタルする人や、国内で挙式を上げる人、デザインやヒールの高さなどにそこまでこだわりがない人のようですね。

少数派ですが、約1割の花嫁さんは、シューズを購入しているそう。購入派のメリットとデメリットも確認しておきましょう。

購入のメリット

新品のウェディングシューズを購入する場合、もちろん新しい靴ですから、衛生的で安心。自分の好みやウェディングドレスに合わせたデザインやヒールの高さなど自由に靴を選ぶことができます。燃普段使いできる色やデザインのシューズを選べば、結婚式後愛用することも可能です。結婚式後に返却する必要はないので、買ってしまえば汚しても破損させてもOKです。結婚式の大切な思い出の品として、大切に保管しておけるのも嬉しいですね。

購入のデメリット

ウェディングシューズは、白色でヒールが高く上品で歩きやすい…と条件が多くなるので、ネットや雑誌、店頭などで最適な商品を見つけるのには手間がかかります。また、ウェディングシューズ専用のブランド品などは、数万円することもあるので出費がかさみますよね。ネット通販などで買うと、試着できないので予想外の靴ずれを起こす可能性もありますし、イメージと違う商品が届くことも。

そして、購入派の中にはオークションやフリーマーケットアプリで中古品を購入するという花嫁さんも。
この場合、新品で購入すると高いブランドもののシューズも安く手に入りますが、商品を探すのはより難しくなります。

中古・新品ともに、購入に向いている花嫁さんは、ある程度時間や予算に余裕がある人や、ドレス姿の見栄えなど細部までこだわりたい人、海外挙式を考えている人などでしょう。

ウエディングシューズの相場は?

購入派の花嫁さんは、実際に幾ら出してウェディングシューズを購入しているのでしょうか?花嫁さん全体のうち1割と少ない購入派の中でも、何にこだわるかによってかなり変わってきます。

ただでさえお金のかかる結婚式だから、なるべく見えないところにはお金を掛けたくないという花嫁さんは~5千円までの靴。歩きやすさやデザインなど、ある程度のクオリティを求める花嫁さんは~3万円くらいのブランドの靴。憧れのハイブランドのブライダルシューズを履きたい!という花嫁さんは10万円~のハイブランドの靴を選んでいるようです。

ウェディングシューズを購入する際の注意点は?

ウェディングシューズを購入する際、何に注意すればいいのでしょうか?

ドレスショップやブランド店などで購入する場合

当たり前ですが、購入前に必ず試着してください。お店に行くときは、結婚式当日と同じように、ベージュのストッキングを履いて行くといいでしょう。
自分の足に合うサイズのものでしっかりと歩けるものを選ぶのが最優先です。結婚式の時間帯によっては脚がむくんで靴がキツくなることも考えられますので、むくみが出やすい人はそれも考慮してサイズを選んでくださいね。
もしウェディングドレスが決まっていれば、ドレスの雰囲気や素材やに合うものを選んでください。あまりに奇抜すぎると、挙式の教会などでNGがでてしまう場合もあるようです。いざという時のためにすぐに購入するのではなく取り置きしてもらうか、返品・交換が可能かどうか、聞いておくといいでしょう。

ネット通販などで新品を購入する場合

購入前に必ず試着後の返品・交換ができるかどうか確認してください。発送に時間がかかる場合もあるので、前もって3ヵ月前ごろには手配したいですが、いたしかたなくぎりぎりになってしまう場合は、商品受け取りまでにかかる時間を確認してくださいね。商品が届いたら箱や明細は捨てずに、ベージュのストッキングを着用して必ず試着、家の中を試し歩きしてみてください。
ヒールの高さがあるシューズは構造上、足が前に落ちやすくなっています。試着した時に、予想よりも大きく感じる事もあるので、ストラップで足首を固定できるものがおすすめです。
いざというときに連絡がつくように、国内発送のショップを選ぶのも重要です。

中古品をオークションやフリーマーケットアプリなどで購入する場合

中古品は原則、返品や交換はできません。もし不良品と思われるものが届いてしまっても購入は自己責任。商品の状態が分かりにくい場合はその旨を出品者に伝え、教えてもらいましょう。購入場所、購入時期、使用回数など正直に回答してくれる良心的な出品者との取引をするようにしましょう。出品者が他に商品の売買をしている場合、プロフィールや過去のやりとりの評価なども細部まで確認してください。発送時期も確認して、商品到着までスムーズに事が運ぶことを想像できると確信したら、購入に踏み切りましょう。

 

ウェディングシューズ、おすすめブランドは?

ハイブランド (予算:10万円前後)

Christian Louboutin(クリスチャンルブタン)


言わずと知れた、セクシーな赤い靴底が特徴!一目でルブタンとわかるセレブ御用達ブランドです。

JIMMY CHOO(ジミー チュウ)
気品とあでやかさを兼ね備えた絶妙なデザインが人気。故ダイアナ元英皇太子妃にも愛されたブランドでもあり、セレブな花嫁さんに人気です。


ミュウミュウ(MiuMiu)
ほどよいモード感に、少女のような可憐さがミックスされたコレクションが特徴。若い花嫁さんに人気です。

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ブライダルブランド

バッジェリーミシュカ(Badgley Mischka)(予算:5万円前後)
ニューヨークで出来たウェディングドレスを手掛けるブランド。「世界一美しいブライダルシューズ」と言われるように、デザイン性の高いドレッシーなシューズが揃っています。

All that glitters is gold. Our embellished satin stiletto. Shop shoes at www.badgleymischka.com

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BENIR(ベニル)(予算:3万円前後)
ブライダルシューズ専門のブランド。日本人の花嫁さんに合ったデザインやヒールの高さ、歩きやすさまで研究された国産ブランドです。

 

その他

DIANA(ダイアナ)(予算:~2万円)
お手頃な価格と履きやすさで人気の高いブランドです。幅広・甲高の足にも合うサイズ展開も豊富。日本各地に店舗があるので気軽に来店して選べるのが嬉しいですね。

ケイト・スペード ニューヨーク(kate spade new york)(予算:3万円前後)
シンプルで張りのある素材、カラフルな配色、そして手の込んだディテールが特徴の靴が揃うブランドです。カラーパンプスを探している花嫁さんにおススメです。

プチプラシューズを手に入れる方法は?

「ブランドや品質にこだわらないから、プチプラで購入したい」という方におすすめな方法が。キャバクラで働く女性が履くシューズ通称「キャバサンダル」を取り扱うお店です。キャバサンダルといっても、パンプスタイプのものもあるので安心して。ネットで「キャバサンダル」と検索すればヒットしますし、都内ですと新宿、渋谷、池袋などの繁華街にあるファッションビルなどにも店舗が入っています。

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TsugikoIkeda TIKA キャバ ドレスさん(@tika_dress)がシェアした投稿 –


キャバクラで働く女性は、スタイルが良く見えるよう高いヒール(9cm~16cm)のパンプスやサンダルを履くのが一般的。価格は3,000円~と安く、デザインの種類も豊富なのが特徴。派手なイメージがありますが、白やベージュなどの色で、装飾が控えめな靴を選べば、ブライダルでも違和感はありません。ただ多少のチープ感は否めないので「とりあえずその場をしのぎたい」という人向けです。

 

プレ花嫁さんも見落としがちなウェディングシューズ。あまり見えないところだからこそ、自分のこだわりを詰められるアイテムです。結婚式のシチュエーションやドレスなどに合わせて、失敗しないように選んでくださいね!

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