ソリティアの婚約指輪の購入前に知っておきたい、3つのこと

ソリティアの婚約指輪の購入前に知っておきたい、3つのこと

ダイヤモンドの美しさと輝きを引き立ててくれるソリティアリングは、婚約指輪の王道デザイン。

「プロポーズといえば、やっぱり立て爪の指輪!」「婚約指輪はソリティアリングにずっと憧れている」

という花嫁さん花婿さんに、ソリティアの魅力と扱いの注意点をご紹介します。

婚約指輪の一番人気!ソリティア(ソリテール)とはどんな意味?

婚約指輪(ソリテール)

ソリティア(ソリテール)とは、一粒の宝石をあしらったデザインのことをいいます。

もともとソリテールとは、フランス語の「孤独な(solitaire)」という言葉が語源。

ダイヤモンドなどの指輪に使われるときは「一粒」という意味で解釈され、ソリティアリングと呼ばれるようになりました。

婚約指輪人気ナンバーワン!2人に1人がソリティアを選んでいる

ダイヤモンドをセッティングしたソリティアリングは、婚約指輪として非常に愛されていて、ソリティア・メレ・パヴェ・エタニティの4デザインの中では一番人気!

なんと全体のおよそ50%のカップルが、婚約指輪にはソリティアリングを選んでいるのです。(※)

立て爪にダイヤモンドをセッティングしたデザインは、石の輝きを良い一層引き立てて、手元を華やかに演出してくれます。

なかでもティファニーが考案した、6本爪でブリリアントカットのダイヤモンドを支えるデザインの「ティファニーセッティング」は、130年もの間世の女性たちを魅了し、今でも婚約指輪として憧れの存在です。

ティファニーの人気もあり、婚約指輪といえば一粒ダイヤのソリティア、というイメージが根付いていることがわかりますね。

※ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ(首都圏)

婚約指輪をソリティアにするなら、知っておきたい3つのポイント

1. 一粒ダイヤの大きさは、0.2~0.4カラットがちょうどいい

婚約指輪のダイヤのカラット数

一粒ダイヤの大きさは一般的には、0.2~0.4カラットくらいまでがちょうどいいとされています。

0.5カラットを超えると高額になりますし、1.0カラットなどはダイヤモンドが大きすぎて、嫌味に見えなくもありません。

あまり大きすぎると石の主張が強くて、指輪に対して手が貧相に見えてしまう可能性もあります。

嫌味なくかわいらしく着用できるサイズとしては、0.2~0.4カラットのダイヤモンドの婚約指輪がおすすめです。

2. 普段使い(日常使い)はできる?つけっぱなしはNG

ソリティアリングを普段使いする

  • 爪が引っ掛かって、衣服に傷がつきそう
  • 台座が高いと引っ掛かって指輪が外れるのでは?
  • 華やかすぎる見た目で、カジュアルな服装に合わないかな…

などなど、とくに立て爪タイプのソリティアの婚約指輪は、普段使いに向いていないというイメージがありますよね。

たしかにダイヤモンドが汚れて濁ってしまったり、石が緩んでしまう可能性があるので、婚約指輪を24時間つけっぱなしにするのはオススメできません。

でも普段使いをする分には、深く考え込まなくても大丈夫です。

婚約中はもちろん、旦那さんとのデートの時や女子会など、普段から婚約指輪をファッションの一部として日常使いしましょう!箪笥の肥やしにしておくのはもったいないですよ。

3. サイズ直しとリフォーム

婚約指輪のサイズ直し

ソリティアリングは比較的、サイズ直しのしやすいデザインです。

購入後にサイズを直したい場合、ソリティアの場合は地金の部分をカット、またはプラチナを継ぎ足してサイズ調整するので、ダイヤモンドを留めている台座に手を加える必要がありません。

内側にブランド名や2人の名前などの刻印がある場合も、なるべく消さないでサイズ変更が可能ですよ。

また何十年か後に、婚約指輪をリフォームするとしても、ソリティアの愛着を残しつつ、別のジュエリーに生まれ変わらせることも可能。

  • 一粒ダイヤのネックレスにする
  • 立て爪をやめて、覆輪留めのデザインにする
  • 他の宝石と組み合わせて、メレの指輪にする

などなど、シンプルなデザインだからこそ、リフォームしやすいのがソリティアリングの魅力のひとつ。

ソリティアの婚約指輪には『爪なし』と『立て爪あり』がある

ソリティアリングでプロポーズ

ソリティアリングには、爪があるタイプと、爪がないタイプのデザインがあります。

【立て爪あり】婚約指輪の王道デザイン

立て爪タイプは、ダイヤモンドを高く持ち上げるようにセットしたデザイン。

ダイヤを置く石座の高さやデザインも豊富で、ブランドにより様々なディティールが施されています。

高さがある分、上からだけじゃなく横からもダイヤに光が差し込み、より一層の輝きを感じられます。特に太陽から降り注ぐ光は、屋内にいるときよりも何十倍もきらびやかに照らしてくれるでしょう。

また立て爪の種類は、多くのデザインがあります。4本爪・5本爪・6本爪・カテドラルセッティングなどがありますが、婚約指輪の定番4本爪と6本爪の違いを見ていきましょう。

爪の数の違い『6本爪』

6本爪のソリティアリング

6本爪のソリティアリングは、ラウンドブリリアンカット(※)のダイヤモンドによく使われています。

6本爪のソリティアリングは、ティファニーが最初に作ったことから「ティファニーセッティング」として有名で、ダイヤモンドの魅力がさらに高められるんだとか。

ダイヤモンドを6本の爪で囲むように支えることで、耐久性がいいのはもちろん、ダイヤ本体の存在感を際立たせます。

※ラウンドブリリアンカットとは、ダイヤモンドの屈折率や反射を計算し、一番美しい輝きを放つように導かれた研磨方法のこと。57面体もしくは58面体にカットされた丸い形状。

爪の数の違い『4本爪』

4本爪のソリティアリング

4本爪の指輪は石を十字に留めることで、ダイヤをスクエアに見え、少しクラシカルな印象に。

爪の数が少ない分、様々な角度からダイヤに光が入り、より華やかなきらめきを放ちます。

また6本爪のソリティアよりも、スッキリとシンプルな見た目も特徴。指輪本体のデザインは控えめで、ダイヤモンドの輝きを楽しみたいなら4本爪がオススメです。

ただし6本爪に比べると強度がやや劣るデメリットがあります。

【爪無し】日常使いがしやすい、カジュアルなデザイン

爪無しのソリティアリング

爪なしタイプは爪留めがないため、すっきりとしてシンプルな仕上がりになります。

立て爪のソリティアリングは、婚約指輪の王道!というイメージですが、爪無しソリティアは、もっとカジュアルに身に付けられるのが魅力的。

爪あり・無しの、どちらのタイプを選ぶかは好みになりますが、落ち着いた雰囲気を求めるなら、爪なしタイプも素敵ですよ。

爪なしタイプの、ダイヤセッティングの種類

  • ベゼルセッティング(覆輪留め、伏せ込み):ダイヤを囲むような台座を作り、石をセッティングする
  • テンションセッティング(はさみ留め):リングの地金にダイヤが挟まれたようなデザイン

など、爪なしタイプにもさまざまなデザインはありますが、すべてに共通していることは服に引っかかりにくいということ。

日常的に身につけやすいのが、爪無しのメリットです。

ソリティア婚約指輪と結婚指輪の重ね付け(セットリング)のコツ!

日常生活のなかでの婚約指輪のつけかた

「婚約指輪と結婚指輪を重ね付けする」「誕生日にプレゼントされた指輪と重ね付けしたい」など、ソリティアリングを重ね付けすることもありますよね。

指輪の重ね付けをするときの、ちょっとしたポイントを3つご紹介します。

重ね付けのポイント1『ダイヤの大きさ(カラット)』

石が大きすぎると重ね付けをする指輪との間に隙間が生まれ、どちらもそれぞれ浮いているような状態になってしまいます。

ダイヤモンドが0.4カラットくらいまでなら、それほど気にならないでしょう。

重ね付けのポイント2『石座の高さ』

石座(ダイヤをのせる台座の部分)の高さが低すぎると、結婚指輪とダイヤがぶつりやすくなります。

高さのあるデザインを選べば安心ですが、そうすると衣類などに引っかかりやすくなるので要注意。

重ね付けのポイント3『指輪のカーブライン』

ストレートラインの指輪同士なら、問題なく重ねられますが、どちらか片方がV字やS字ラインだとうまくフィットしないことも。

同じラインの結婚指輪と重ね付けをすれば、違和感なく過ごせますよ。

ラインの違う指輪でもうまく組み合わされば大丈夫なので、結婚指輪と別で購入するなら婚約指輪も必ず持っていきましょうね。

婚約指輪はソリティアとメレで迷う花嫁が多い!?選び方

メレの婚約指輪

婚約指輪におけるメレとは、センターストーンのサイドに”メレダイヤ”と呼ばれる小粒のダイヤモンドをあしらったデザインのことをいいます。

婚約指輪としての人気第1位は、一粒ダイヤのソリティアですが、2位はメレ。ソリティアを選んだ花嫁さんの割合は52.8%で、メレは34.6%となかなかの僅差!

どちらも捨てがたい!という方に、選び方のアイディアをご紹介します。

ソリティアは年代問わず人気!ずっと愛せるデザイン

指輪にセットする宝石は一粒のダイヤのみ、というシンプルさが、ソリティアリングが長年愛される理由のひとつ。

シンプルイズベスト、大げさなことは求めない、という凛とした姿勢の花嫁さんには、一粒ダイヤのソリティアが良く似合うでしょう。

またシンプルゆえに、デザインの流行り廃りがさほどない、というのも魅力的です。

歳を重ねても、ずっと愛着をもって着け続けたい、という方は、王道のソリティアリングがオススメです。

メレは若者人気が高い?華やかでかわいい印象

みんながどのデザインの婚約指輪を購入したか、年代別に見てみると、24歳以下の花嫁さんはメレを選んだ割合が、他の年代に比べると多いことがわかりました。(※)

  • 24歳以下:41.9%
  • 25歳~29歳:34.5%
  • 25歳~29歳:34.3%
  • 35歳以上:30.6%

中心のダイヤモンドの周りにセットする宝石は、カラーダイヤモンドやカラーストーンなど、よりフェミニンなデザインも多くあります。

とことん自分好みにこだわって、運命の1本を見つけたい!という花嫁さんには、メレの婚約指輪もおすすめです。

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まとめ

ソリティアリング

  • ソリティアは婚約指輪の一番人気!
  • 爪無しと立て爪ありの2種類がある
  • ダイヤ一粒の大きさは0.2~0.5カラットがオススメ
  • ソリティアリングでも日常使い可能。深く考えすぎないで
  • 重ね付けは『ダイヤの大きさ』『石座の高さ』『指輪のライン』で選ぼう

シンプルでありながら、上品さを兼ね備えたソリティアリング。一粒石に愛を込めて、素敵な婚約指輪を選んでくださいね。

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