授かり婚の入籍はいつまでにする?ベストなタイミングを知ろう

授かり婚の入籍はいつまでにする?ベストなタイミングを知ろう

妊娠が分かったことを機に結婚を決める、いわゆる「授かり婚」や「デキ婚」の場合、どういう手順でものごとを進めればいいのか、戸惑ってしまいますよね。

そこでここでは、授かり婚の入籍をいつごろまでにするべきかや、結婚までのスケジュールについてまとめました。

出産が控えている分、あまり悠長には構えていられない授かり婚。

いったい、どんな計画で動けばよいのでしょうか。

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授かり婚の入籍タイミングはいつまでがいい?

結婚指輪とカレンダー

授かり婚の入籍は、できるだけ早くするのがベター。

できるだけ出産前に入籍する方が、入籍や出産にともなう手続きがスムーズです。

ただし、妊娠検査薬で陽性反応が出たから即入籍、というのは、少し待って。

妊娠超初期では自然に流産することも多く、入籍後流産してしまう可能性も。

病院を受診して、心拍などがきちんと確認できてから、入籍について考えましょう。

出産前に入籍するメリット

出産前に入籍すると、次のようなメリットがあります。

● 母子手帳が新姓で交付される
母子手帳が交付される妊娠6週~12週ごろまでに入籍すると、新姓で母子手帳が交付されます。
後から名前を書き換える必要がありません。

● 健康保険の手続きを早めにできる
社会保険の扶養や、名前の切り替え手続きには期間を要します。
出産前の早いタイミングで入籍すると、手続きが早めに始められ、出産・育児関連の補助金申請などがスムーズに。
安心して出産にのぞめます。

● 子供の認知や入籍の手続きが必要ない
両親が出産前に入籍した場合、子供の戸籍の手続きは、結婚後の妊娠と同じ。
後で説明する「認知」「入籍」といった特別な手続きは不要です。

出産ギリギリに入籍するのはあり?

出産ギリギリでの入籍にはいくつかのデメリットがあるため、できることなら避けた方がよいでしょう。

● 母子手帳の名前が旧姓になる
母子手帳の交付タイミングで未入籍だと、旧姓で記名されます。
入籍後に新姓に書き換えると、修正の跡が残ってしまいます。

● 配偶者の健康保険が使えない(奥さんが扶養に入る場合)
扶養に入る手続きが出産に間に合わず、出産一時金や産後の検査費用などに、配偶者の健康保険が使えない可能性があります。

● 入籍前に産まれる可能性がある
出産予定日はあくまでも予定で、臨月に入れば、いつ生まれてもおかしくありません。
妊娠中期~妊娠後期で早産する可能性も。
出産後に入籍すると、取るべき手続きが複雑になります。

妊娠中に入籍すると母子手帳や保険証はどうなる?

妊娠中に入籍した場合は、母子手帳の名前を自分で新姓に書き換える必要があります。

ただし、結婚を控えていることを伝えると、名前欄を鉛筆書きにするなど、書き換え可能にしてくれることも多いようです。

健康保険証は、通常の結婚時と同様の氏名変更手続きが必要です。

勤め先で氏名変更(新姓)手続きをする
産休・育休を取って会社勤めを続ける場合は、保険証の名前を書き換えます。
手続き期間は、長くて1週間ほど。

● 配偶者の扶養に入り(国民年金第3号被保険者になる)新しい保険証を発行する
扶養に入る手続きには、一般的に1週間~半月ほどかかります。

保険証の切り替えや書き換えの手続き中に、妊婦検診などがある場合には、病院の窓口に伝えればOK。

手続き完了後に精算してもらえます。

出産後に入籍するデメリットは?

赤ちゃんの足

出産後に入籍する大きなデメリットは、出産した時点では、子供の法的な父親が不明な状態になってしまうこと。

父親が出産前に子供を認知する「胎児認知」の手続きをしていなければ、出生届に父親の名前を書けず、子供の戸籍の父親欄が空欄になります。

そのため、子供とお父さんの親子関係を法的に確定する手続きや、夫婦と子供を同じ戸籍に入れるための手続きが必要に。

どのような手続きなのか、以下で具体的に説明します。

出産後に入籍する場合の手続き【出産前】

子供が生まれてから入籍するケースでは、子供を夫の正式な子供(嫡出子)とし、夫婦と同じ戸籍に入れる手続きが必要。

ただし、出生届は産後14日以内に出せばOKなので、それまでに入籍を済ませれば、手続きは不要になります。

◆ 胎児認知の手続き
出生前に、父親が子供を自分の子だと認知する手続きです。

  • 届出人
    認知する父
  • 届出先
    認知される胎児の母の本籍地
  • 必要なもの
    1.認知届書(届出人の署名・押印があるもの)
    2.届出人の印鑑
    3.認知される胎児の母の戸籍謄本(本籍地以外で手続きする場合)
    4.認知される胎児の母の承諾書
    5.届出人の本人確認書類

出産後に入籍する場合の手続き【出産後】

◆ 認知届
父親が子供を自分の子だと認知する手続きです。(※胎児認知をしていない場合)

  • 届出人
    認知する父
  • 届出先
    父の本籍地か住所地、認知される子の本籍地
  • 必要なもの
    1.認知届書(届出人の署名・押印があるもの)
    2.届出人の印鑑
    3.父または認知される子の戸籍謄本(本籍地以外で手続きする場合)
    4.届出人の本人確認書類

◆ 入籍届
子供を夫婦と同じ戸籍に入れる手続き。
認知をしただけでは、子供と夫婦の戸籍は別になります。

  • 届出先
    入籍する子供の本籍地、または届出人の住所地
  • 届出人
    入籍する子供の法定代理人(父または母など)
  • 必要なもの
    1.入籍届
    2.入籍する子供の戸籍謄本と入籍先の戸籍謄本(本籍地以外で手続きする場合)

妊娠発覚から結婚まで、やることリスト

寄り添う新郎新婦

妊娠がわかってから結婚までにやることと、スケジュールをチェックしましょう。

ここでは、出産前に入籍する場合を例にご案内します。

妊娠発覚から入籍までの流れ

【妊娠初期】
● 妊娠発覚
● プロポーズ

● お互いの両親への報告
結婚前の妊娠は順序が逆だと考える親御さんも。
両家の関係が悪くならないよう、まずは自分の親へ報告して、しっかりと話をしてから両家顔合わせの段取りを。

● 両家両親への挨拶と報告
両家へ、改めて妊娠していることと、結婚の意思を誠意を持って伝えましょう。
そのうえで、結納の有無や結婚時期の打ち合わせを。
妊娠中は気持ちや体調が不安定になるもの。
結納を省略するなど、新婦の状態を優先したスケジューリングを。

● 結納・両家顔合わせ食事会
新婦の体調次第では省略してもOK。

● 職場への報告
妊娠と、結婚の予定を報告し、育休・産休など、今後のことを相談しましょう。
● 周囲への報告
友人にも、結婚が決まったことの報告を。

● 入籍

入籍から結婚式までの流れ

● 式場選び(~妊娠3ヶ月ごろ)
● 母子手帳交付(妊娠2~4ヶ月ごろ)
● 職場での保険手続きなど(入籍後すぐ)

● 招待状発送(妊娠3~4ヶ月ごろ)

【妊娠中期】
一般的に安定期と呼ばれるころ。
つわりなどが落ち着き、行動の制限が少なくなります。

● 式場との具体的な打ち合わせ(妊娠5ヶ月ごろ)
ウェディングドレス選びなど、具体的に結婚式のプランを決める時期。
挙式までに体型が変わる可能性があるので、衣装は余裕がある形やサイズのものを。

● 引っ越し準備(妊娠5ヶ月ごろ~)
一緒に住み始める時期に合わせて、体調と相談しながら、少しずつ準備しましょう。
● 産院選び
出産する産院もそろそろ選ぶ時期。
人気の産院は、妊娠初期から予約が必要な場合も。
● 出産準備
赤ちゃん用品や入院に必要なものも、揃えはじめる必要があります。

【妊娠中期~妊娠後期】
● 結婚式(妊娠6~7ヶ月ごろ)
体調が安定する、妊娠6ヶ月以降がベスト。
出産後のファミリーウェディングを選択する新郎新婦も。

授かり婚で一緒に住むタイミングは?

引っ越しは、体調が落ち着き流産などの危険性が減る、安定期以降(5ヶ月)にするのがベスト。

重いものを運んだり、長距離の移動をしたりすると体に負担をかけるので、決して無理をしないことが大切です。

産前産後は実家でサポートを受けながら過ごして、体調や子育てが落ち着いてから夫婦と子供での生活をスタートする方法も。

どのタイミングで一緒に住むか、ふたりでよく話し合いましょう。

まとめ:授かり婚の入籍タイミングはメリット・デメリットをよく考えて

  • 授かり婚は、入籍後の出産が理想的
  • 出産後の入籍だと、戸籍上父親がいないことになる
  • 出産後の入籍だと、認知の手続きなどが面倒

妊娠・出産も、結婚も、どちらもとてもおめでたいこと。

親子でのしあわせな生活をスムーズにスタートできるように、やるべきことやタイミングを、ふたりでしっかりとチェックしましょう!

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