結婚式の装花は、会場コーディネートで重要な役割。なるべく予算を掛けずに、もの寂しくなく”自分たちらしさ”を表現するにはどうしたらいいのでしょうか?

今回は、挙式・披露宴の装花の節約アイディア紹介、テーブルコーディネートの工夫まとめ、卒花のSさんの節約装花の打ち合わせ~当日の様子を詳しく解説していきます。

アイディア勝負!貧相に見えない結婚式の装花の節約ポイント

結婚式の装花とは

結婚式の装花とは、挙式・披露宴で会場を華やかに飾るお花のこと。

「ゼクシィ結婚トレンド調査2016」によると、2016年に結婚式を挙げた全国のカップルのうち、挙式、披露宴・披露パーティで会場装花を「使った」のは全体の93%。

他の人の結婚式に参加したことのある方なら分かるかもしれませんが、花嫁さんの小道具はもちろん、挙式、披露宴・披露パーティの会場にも、いたるところに装花が飾られています。

装花の種類(一例)

結婚式の装花には、このような種類と使われ方があります。場面別にまとめました。

【結婚式】

  • 挙式用のブーケ(花嫁用)
  • ブートニア(花婿用)
  • チャペル献花
  • ゲスト用ベンチ装花
  • フラワーシャワー
  • ブーケトス用ブーケ

【披露宴】

  • メインテーブル装花(新郎新婦が座る高砂)
  • メインテーブルの背景用装花
  • ゲストテーブル装花
  • 入場口を飾るアーチなど

 

  • ヘッドパーツ・花冠(花嫁用)
  • お色直し用ブーケ(花嫁用)
  • お色直し用ブートニア(花婿用)

 

  • ウエディングケーキ装花
  • ケーキナイフ装花
  • キャンドル点火棒装花
  • 親への贈呈用花束
  • 子供への贈呈用花束

【受付まわり】

  • ウエルカムボード装花
  • 受付に置く装花

 

上記のものを全て用意する必要はありませんが、装花にはこんなに沢山の種類があります。

さり気ない飾りにも、一つひとつにお金が掛かります。

花が沢山飾られているととても華やかで綺麗ですが、全てを網羅するとなると、金額も相応に跳ね上がっていきます。

装花のランクアップが原因で予算オーバーに!

同調査によると、会場を予約した際の見積り金額よりも支払った金額が上がってしまった理由のうちの46%の人が「装花などの会場装飾をランクアップしたから」という理由を挙げているようです。

挙式、披露宴・披露パーティのプランに含まれている装花の料金は基本的にランクアップすることを前提に作られています。

ブライダルフェアなどでセッティングされている会場装花は、実際には基本プランよりもかなり上のグレード。

フェアの時に見た印象のままランクアップしていくと、見積金額も大幅に上がってしまうので注意が必要です。

会場装花にかかった費用の平均は19.1万円ですが、

20~25万円が 17%
15~20万円が14%
10~15万円が18%

というように10~25万円の中でかなりバラつきがあるのを見ると、工夫次第で、装花の節約が可能なことが分かりますよね。

本当に必要なものを上手く見極めて、ある程度の華やかさを保ちながらもできるだけ節約するにはどうすればいいのでしょうか。

装花の持ち込みには制限・追加料金があることがほとんど

同じ調査では、会場装花を使用した内の98%が「会場または会場提携の花屋」を使用しているそうです。

外部の専門のブライダルフラワーアレンジメント業者などに依頼すると、比較的リーズナブルで、予算内でのアレンジバリエーションも豊富な場合が多いですが、外部持ち込みができない、または持ち込み料がかかる場合が多いようです。

会場を念入りにチェックして、本当に必要な装花を見極めよう

装花を上手に節約するには、自分達の会場をチェックして“本当に必要な装飾”と”不要な装飾”を見極めること。

必要な会場装花の量やポイントは、会場のもともとの雰囲気や色合いなどでも変わってきます。

例えば、絨毯や椅子の色がかなりカラフルだったり、窓の外に緑が見える会場ですと、そこまで装花に力を入れなくても華やかな雰囲気は失われませんよね。会場がメイン背景など既製のものを準備している場合もあるようです。

ブライダルフェアやパンフレットに使われているイメージ写真は、装花を最大限ランクアップしたものがほとんど。

できれば会場を決める前に、何も装飾されていない状態の会場の確認をチェックしましょう。

どんな会場にでも応用できる!装花の基本的な節約ポイント

どんなタイプの会場でも、基本的なシステムには大差がありません。

知っておくと便利な装花の節約ポイントを紹介します。

1.花の種類の指定はしない・基本プランナーさんにおまかせする

装花の値段は、その花が季節的に旬か否かで値段が大幅に違います。

節約したいのであれば、プランナーさんに最低限の希望を伝えて、あとは予算内でお任せするのが一番。

「ボリューム重視で」と伝えれば、その季節に比較的安価で手に入りやすい花を使って、もの寂しくない程度にアレンジしてくれますよ。

色や雰囲気も細かい指定はせずに、だいたいのイメージを伝えましょう。

プランナーさんに指定すべきこと

1. 予算
2.「ボリューム重視でお願いします」と伝える
3. メインの色
4. ざっくりとしたイメージ(「かわいい感じに」「シックな雰囲気に」など)

2.ゲストテーブルを大きくして数を減らす

ゲストテーブル用の装花は、テーブルの大きさと数で差が出ます。

4~5人程度着席できる中サイズのテーブルよりも8~10人程着席できる大きめのテーブルを使用すれば、装花の数も少なくて済みます。

また、長テーブルを使用して全体的に装花を散りばめれば、コストを抑えることも可能ですよ。

3.メインテーブルを小さくする

同じ量の装花を用意する場合、大きいテーブルよりも、小さいテーブルのほうが相対的に花のボリュームが大きく見え、豪華さを出すことができます。

4.造花を上手く取り入れる

たとえば、花嫁のブーケ・花婿のブートニア・ケーキ装花・ケーキナイフ・キャンドル点火棒装花などは、ゲストにもまじまじと見られることはないので、造花でも気付かれにくいでしょう。

造花か生花かわからないくらい、クオリティの高いものもあるので、ぜひ検討してみて!

メインテーブルなどは、生花の中に造花を混ぜてアレンジしてもらうなどの工夫もできそうですね。

ゲストテーブルなどはゲストに近いので、できたら生花が好ましいですよ。

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5.テーブルライナーを取り入れる

色を増やすことで、お花が多少少なくても殺風景な寂しい感じが軽減されます。

おすすめなのは、プランナーさんに指定した”装花の色”の捕色にあたる色のランナーを用意すること。

一気に華やかさが増すので、ゲストテーブルにはもちろん、メインテーブルにも取り入れてみて下さい。

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6.希望の色を指定せず他のアイテムでテーマカラーを補う

白やピンクオレンジなど、花の種類が豊富にある色以外をテーマカラーにする時は、プランナーさんに花の色を指定しないのも節約するポイント!

ペーパーアイテムやリボン、キャンドルなどの小物などをテーマカラーに沿うように統一すれば、理想の雰囲気を損なわずに装花の金額を抑えられますよ。

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7.ケーキ装花など、不要なものはバッサリカットする

ケーキ装花・ケーキナイフ・キャンドル点火棒装花・司会者のマイクなど、申し訳程度に装花をつけるのであれば、いっそのことばっさりカットしてしまうのも手です。

その分メインテーブル・ゲストテーブルの花を増やしましょう。

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8.「どうやったら安く豪華に見せられるか」直球で聞く

プランナーさんに言われるがままにランクアップしていくと、金額がどんどん上がっていきます。

ここは直球で「この予算内でできるだけ豪華に見せるにはどうすればいいか」をズバリ聞いてみましょう。

良心的なプランナーさんだったら、過去の経験なども活かしてアイディアを出してくれますよ。

既述の節約ポイントも、自分達から積極的に提案してみることが大切です。

おまけ:持ち込み料を掛けずに装花を増やす裏ワザ

どうしても持ち込み料を掛けずにお花を増やしたい場合は、当日参加する親戚や友人に「お花やフラワーアイテムのプレゼントをリクエストする」という裏ワザも。

基本的にゲストからの贈り物は”持ち込み”にはカウントされません。

バスケットに入ったアレンジブーケなど、持ち運びできるようなものであれば、会場内に飾るのにも便利ですよね。

事前に色合い等もリクエストしておけば、立派な会場装花の一部に。

食べ物の衛生的な問題もありますので、造花のアレンジだとより持ち込みがしやすいでしょう。

卒花にインタビュー!私はこうして装花を節約しました

今年2017年の9月に北海道のホテルで挙式・レストランで披露宴パーティを行った先輩のSさんに、ウェディング装花の節約ポイントを聞きました。

卒花にインタビュー!私はこうして装花を節約しました

ドレスショップで造花のブーケをレンタル!小物合わせで一緒に決定

ウェディングドレスのレンタルをしたドレスショップで、造花のブーケのレンタルができることを事前に聞いていました。

ドレスが決まった後の小物合わせの時に、幾つかある造花のブーケの中から、しっくりくるものがあったので即決!造花といっても、花びらに水滴がついていたりと細かく作り込まれていて、近くで見ても造花と分からないほど。

もともと生花にこだわりもなかったし、なにより実際に当日と同じブーケをその場で持ってシュミレーションできたのが安心でした。

衣装はお色直しせず、ウェディングドレスの1着に。

その分、ヘッドピースとブーケをパーティーのテーマカラーのオレンジにチェンジして印象をチェンジ。ボリュームがある挙式用のブーケもとても軽くて、本番中も手が楽チンでした。

ドレスショップで造花のブーケをレンタル!実物を事前に合わせられたのがよかった

造花にしただけで45,000円の大幅カット!

挙式・パーティー用の造花ブーケはともに1つ7,560円2つで15,000円ほど。

生花のラウンドブーケを頼んだら、最低でも1つ30,000円、2つで60,000円は下らなかったと思います。

それだけで45,000円の節約になりました。

パーティー会場は、ガーデンのグリーンを活かせる会場をチョイス!

パーティー会場には、大きな窓から、爽やかなグリーンが見えるレストランを選びました。

窓から見える自然を活かして、メインテーブルの背景の装飾はカット!

当日は天気もよく、爽やかなグリーンとビタミンカラーの装花のコントラストがとてもきれいでした。

パーティー会場は、大きな窓から見えるフレッシュグリーンを活かせるレストランをチョイス!

 

ビビットカラーの存在感ある装花で、基本プラン+2万円で充分華やかに!

パーティーのテーマカラーは、よく聴いていたCDのジャケットの色合いをヒントに、”ハッピーオレンジ”に決定。

テーマカラーが決まったら「Pinterest(ピンタレスト)」を使って画像を集めて、事前にイメージを膨らませていました。

ビビットカラーの存在感ある装花で、基本プラン+2万円で充分華やかに!
卒花SさんのPinterestのボード

 

打ち合わせは2回”ざっくりした希望”と”具体的なイメージ画像”を伝えた

会場装飾を決めるのに、プランナーさんと、フラワーアーティストの方と一緒に2回、打ち合わせを行いました。

メインテーブルの装花はプランナーさんに「グレードアップしますか?」と聞かれましたが「他のカップルはどうしていますか?最初のプラン内の予算だと、寂しい感じになりますか?」と聞き返しました。すると「パンフレットのように華やかにはならないけど、充分きれいに見えますよ。」と言われたので、その言葉を信じて、プラン内で話を進めていきました。

装花の希望は「9月の挙式だから、夏らしい感じにしたい」「ガーベラなど、円状に咲く丸っこいお花が好き」など、ざっくりしたイメージや花の好みを伝えました。

合わせて、事前に集めていたイメージ写真から何枚かにしぼって、再現してほしい雰囲気をプランナーとフラワーアーティストに説明しました。

プランナーとフラワーアーティストに伝えたこと

・テーマカラー:ハッピーオレンジ
・9月の挙式だから、夏らしい感じにしたい。
・ガーベラなど、円状に咲く丸っこいお花が好き。

希望に加え、数枚に絞ったイメージ写真を見せた

ゲストの数とテーブル配置が決まるまで、具体的な金額はわからない

ゲストの数とテーブル配置が決まるまで、具体的な金額はわからない
装花打ち合わせでフラワーアーティストが作成したメモ

 

1回目の時は、まだゲストの人数が確定していなかったので、ゲストテーブルの装花の個数が決まりませんでした。

具体的な金額が決まったのは、ゲストの人数とテーブルの配置が決まった2回目の打ち合わせ時でした。

基本プランの金額に加えて、テーブルが4つ増えた分のゲストテーブルの装飾分と、両親への贈呈用花束・ブートニア、ケーキ装花分合計23,220円が追加料金になりました。

装花の追加料金

テーブル装花追加分…6,500円
贈呈用花束・ブートニア…12,000円
ケーキ装花…3,000円

合計 23,220円(税込)

イメージ画像の高い再現度に、会場を見て思わず感動!

当日、会場の装花を見て、イメージ画像の花の色合いが忠実に再現されていて感動しました。

ビビットなカラーを選んだこともあり、プラン内の料金でも充分に存在感があり、大満足の華やかさに!

希望イメージに忠実な再現に、会場を見て思わず感動!

ゲストテーブルの、フルーツを使ったアレンジもイメージ通りの仕上がり。

希望イメージに忠実な再現に、会場を見て思わず感動!

テーマカラーに沿った2色のナプキンがテーブルのアクセントに!

ゲスト用のテーブルナプキンは、テーマカラーのオレンジとイエローの2色を交互に並べました。

折り方も色が引き立つシンプルなデルタ折りに。私はフリーランスのカメラマンさんに挙式とパーティーの撮影をお願いすることにしていたので、同じ会場でパーティーをした人の写真を事前に見せてもらっていました。

見せていただいた写真の中で、白テーブルに2色のナプキンを合わせたコーディネートが気に入り、アイディアを借りることに。

装花が派手じゃなくても、ナプキンの色がアクセントになって大成功!

テーマカラーに沿った2色のナプキンがテーブルのアクセントに!

母親にはブーケ、父親にはブートニアを贈呈

1つ5,000円の追加料金で頼んだ母親への贈呈用のブーケは、テーマカラーのオレンジは敢えて入れずに、黒の着物に合う感じで作ってもらいました。

百合を1つ入れて華やかに、かつ和テイストの落ち着いた感じでアレンジしてもらいました。

それぞれの父親にはブーケでなく1つ1,000円のブートニアを用意したので、ここでもこっそり、合計8,000円のカットに。

母親にはブーケ、父親にはブートニアを贈呈

節約はアイディア勝負!リサーチ&準備&実行でかしこく装花を節約しよう

いかがでしたか?ご覧いただいたように、装花を節約するのはアイディア勝負です!

他の人がどうやって工夫しているのか、情報を集めて準備をしっかりすればするほど、節約が成功しそうですね。

色々な方法で、予算を掛けずに自分たちらしい挙式、披露宴・披露パーティを実現してくださいね。

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