海外挙式の招待状作成ガイド!書き方マナーと例文

海外挙式の招待状作成ガイド!書き方マナーと例文

結婚式の招待状は式場に依頼するのが最もラクチン。

でも節約のために招待状を自分たちで手作りするカップルも多いですよね!

海外挙式やリゾートウェディングの招待状手作りは要注意!

旅費や宿泊先などの案内があり、作成する招待状の内容も国内のものと少し違ってきます。

ここでは、海外挙式の招待状の書き方や用意するもの、いつまでに出せば良いか、参考になる招待状の例文などをご紹介します。

この記事のポイント!

  • 海外挙式をするカップル向け
  • 海外挙式ならではの招待状の内容がわかる
  • 海外挙式の招待状を出すべきタイミングとマナーがわかる

※本ページはプロモーションが含まれています

海外ウェディングの招待状を作る前に!準備すること

招待状

ハワイ挙式やグアム挙式など、海外ウェディングが決まったら、参加してもらいたいゲストに招待状を送ることになります。

でも実際に作り始める前に、招待状に記載する内容について、結婚相手や両親と話し合って決めておくべきことがあります。

  • 交通費や宿泊費の負担は誰がする?
    通常半額~全額を新郎新婦が負担するのが望ましい。ゲストに負担させるならご祝儀は断って
  • ドレスコードは決める?
    指定するなら招待状の付箋に書いて案内する

電話やメールで出席を打診。旅費の案内も欠かさずに

また招待状に記載する内容が決まったら、もうひとつやっておきたいことがあります。

それは出席してもらいたいゲストに対して、結婚の報告とともに「海外挙式に出席可能か」電話かメールで打診をすること。

この時に、出欠確認だけではなく「交通費や宿泊費の負担方法」についても直接伝えましょう。

ゲストの中には旅費が自腹でも参加したい人、または旅費を負担してくれれば参加したいと考える人もいます。

海外ウェディングの場合、出席したい気持ちはあってもお金の都合がつかない可能性も十分にあり得ます。

「交通費やご宿泊費などは当方でご準備いたしますので…」など一言伝えておくと親切ですよ。

海外旅行にはまとまった日にちが必要なので、挙式を行う日時が決まった時点でなるべく早く(3ヵ月~半年前を目安に)ゲストに確認するようにしましょう。

海外挙式の招待状に同封するもの

招待状本状だけではなく、交通費・宿泊費の負担について記載した「付箋」や「返信用はがき」も必要です。

また現地情報を盛り込んだ「旅のしおり」もあるとゲストには親切ですね。

招待状に同封したいものは以下の5つになります。

  1. 招待状(あいさつ・挙式日時・会場・ドレスコードについて)
  2. 付箋(交通費・宿泊費の負担について)
  3. 返信用はがき
  4. 会場・宿泊先案内(挙式会場・会食会場・宿泊先の案内)
  5. 旅のしおり(挙式を含めた日程・ホテルの案内・現地情報など)

※「返信用はがき」を省略したり、「会場・宿泊先案内」を「旅のしおり」にまとめるケースもあります。

1.招待状本状(あいさつ・挙式日時・会場・ドレスコードについて)

招待状テンプレート

招待状の内容は以下の通りにまとめて。

  • 新郎新婦からの挨拶文(時候の挨拶)
  • 結婚式をすることのお知らせ
  • 出席してほしい、というお願い
  • 新郎新婦(もしくは両親)の名前
  • 具体的な日時と場所
  • ドレスコードについて(特にないなら不要)
  • 返信用の出欠はがきの返信期限

特に海外挙式の招待状で気をつけたいのは、地名や挙式会場の表記の仕方です。

挙式会場や地名を英語表記したあとには、必ず読み仮名を添えてくださいね。

招待状の文例(ドレスコード無し)

拝啓 花の便りが相次ぐ今日この頃
皆様にはますますのご清祥のこととお慶び申し上げます

この度私たちは ハワイ オアフ島の教会にて結婚式を挙げることになりました
つきましては ぜひ皆様に挙式の立会人となって 私たち二人の門出を見届けていただきたく存じます

挙式の後には ささやかながら会食を催したいと存じます
ご多用中 遠方からのお越しで恐縮ではございますが
ぜひご出席くださいますようご案内申し上げます

なお 遠方よりのご参列がなによりのお祝いですので ご祝儀は辞退申し上げます
敬具

平成〇年〇月吉日
新郎の名前  新婦の名前

日時 平成〇年〇月〇日(〇曜日)午後〇時
式場 hawaii chapel(ハワイ教会)
住所 123-45,△△△△
アクセス 空港から送迎バスで20分

会食 午後〇時開演 hawaii restaurant(ハワイレストラン)
住所 456-78,△△△△

当日は平服でお越しください

誠にお手数ながらご都合のほどを同封のはがきにて
〇月〇日までにご一報くださいますようお願い申し上げます

招待状の文例(ドレスコードあり)

拝啓 風薫る爽やかな季節になりました
皆様いかがお過ごしでしょうか

この度私たちは ハワイ オアフ島にて結婚式を挙げることになりました
つきましては 日頃お世話になっておりますみなさまに感謝の気持ちを込めて
ささやかながら 小宴を催したく存じます

遠方からのお越しで 大変恐縮ではございますが
ぜひご出席くださいますようご案内申し上げます

なお 遠方よりのご参列がなによりのお祝いです
ご祝儀などのお心遣いはなさいませんよう よろしくお願い申し上げます
敬具

平成〇年〇月吉日
新郎の名前  新婦の名前

日時 平成〇年〇月〇日(〇曜日)午後〇時
式場 beach chapel(ビーチ教会)
住所 123-45,△△△△
アクセス 空港から送迎バスで20分

会食 午後〇時開演 hawaii restaurant(ハワイレストラン)
住所 456-78,△△△△

当日はビーチでの結婚式になります
歩きやすく カジュアルな服装でお越しくださいませ
(アロハシャツ ムームー ノージャケット カジュアルワンピース など)

当日ご不明な点がございましたら 新婦姉○○までお気軽にお電話くださいませ
電話番号 080-0000-0000

ポイント!

招待状の書き方は、国内で行う挙式同様のマナーになります。

「切れる」や「終わり」などの意味があるので、句読点は使わず、代わりに1文字分の空白を入れて書きます。

また「忙しい」という漢字は「心」に「亡くす」という漢字の合わさって成り立っている「忌み言葉」と呼ばれています。招待状では使わないように。

ドレスコードの指定がある場合は明記する

日本国内の結婚式だと、お呼ばれした男性ゲストは黒やグレーなどのスーツを着用、女性はワンピースやドレス、綺麗めなスーツなどが一般的ですね。

ただしハワイ挙式では、現地での正装はアロハシャツ。ゲストもアロハシャツで参列するというケースがよくあります。

ハワイに限らず、ゲストの服装に特別な指定がある場合はドレスコードの指定を招待状に明記します。

特にない場合は「平服でお越しください」という内容を記入しましょう。

【ドレスコードについての文例 ①】
当日はフォーマルな服装でお越しください
【ドレスコードについての文例 ②】
当日はスマートカジュアルにてご出席くださいますよう お願い申し上げます
【ドレスコードについての文例 ③】

当日は ビーチでのウエディングとなります
歩きやすく リラックスできる服装でお越しくださいませ

男性:アロハシャツ 襟付きシャツ チノパンツ など
女性:リゾートワンピース ムームー など

ビーチサンダルはご遠慮いただきますよう お願いします

2.付箋(交通費・宿泊費の負担について)

お車代

海外挙式でゲストを招待する際は、あらかじめ旅費や宿泊費の負担について知らせておく必要があります。

招待状を送る前に、電話やメールなどで海外挙式参列を確認する際に伝えましょう。

さらに招待状に旅費の負担の有無についての付箋をつけて送ります

ゲストの金銭的負担が大きくなる場合、ご祝儀については断る旨の案内を添えるのが一般的です。

付箋(交通費負担について)の文例

【新郎新婦がゲストの旅費を負担する場合の文例】
この度は 遠方からお越しいただくことになりますので
交通費や宿泊費などの旅費は 私どもで負担させていただきます
【ゲストに旅費を負担してもらう場合の文例】
この度は ご出席していただく際の旅費をみなさまにご負担いただきますので
ご祝儀などのお心遣いはなさいませんよう お願い申し上げます

ゲストに交通費や宿泊費を負担してもらう場合、新郎新婦側からはなかなか言いにくい部分。

あとでお互いに嫌な思いをしないよう、どこまで負担してもらうかはハッキリさせておきましょう

新郎新婦側で、交通費や宿泊費を負担しない場合は「お車代」として一部のみ渡す方法もあります。次の段落で解説します。

海外挙式でいうお車代は「交通費」や「旅費」のこと

国内の挙式の「お車代」は、主賓や乾杯の発声をお願いしたゲストなどへ感謝の気持ち(お礼)を込めて渡すものだったり、遠方から来てもらったゲストへの交通費だったりします。

海外挙式でいう「お車代」は、交通費(飛行機代+移動費)や旅費(宿泊代+食事代)のことを指します。

新郎新婦側で全額負担する、または半額程度を負担するのが一般的のよう。

全額負担ができないなら、ご祝儀は断るのがマナーです。

3.返信用はがき

返信用はがきは基本的に同封するものですが、すでに出席が確認できている場合は、同封しないケースもあります。

それから、うっかり忘れてしまいがちなのが切手!

同封する場合は、慶事用の切手を貼るのを忘れないでくださいね。

4.会場・宿泊先案内(挙式会場・会食会場・宿泊先の案内)

新婚旅行 ハワイ 予算 フォトウエディング

海外ウェディングの場合は、現地の宿泊施設や式場の案内図は必ず同封することがマナー。

現地でゲストが宿泊先のホテルから挙式会場までタクシーで向かう場合、運転手にこの会場案内を見せるだけでスムーズに行けるよう、英語表記もしておきます。

会場・宿泊先案内は、次の段落で紹介する「旅のしおり」にまとめて記載する方法もあります。

5.旅のしおり(挙式を含めた日程・ホテルの案内・現地情報など)

ヨーロッパ海外で親族や友人が行動する場合、新郎新婦がずっとついているわけにはいきません。

新郎新婦のスケジュールや挙式日程を記載した「旅のしおり」を用意しておくことをおすすめします。

海外挙式の場合、言語や習慣なども違うので、ゲストが現地で道に迷ってしまうなど思いがけないトラブルが起こってしまうことも…。

緊急連絡先や現地での連絡先も、わかりやすく一覧にしておくといいですね。

【旅のしおりに記載する基本的な内容】
  • 新郎新婦のスケジュール
  • 新郎新婦・親族の宿泊先(ルームナンバーまで記載)
  • 緊急連絡先
  • 挙式案内で補足したいこと

「旅のしおり」に記載する内容に特に決まりはなく、プロフィールブックを兼ねたものにしたり、参加ゲストの紹介をしているものもあります。

ゲストにも楽しみにしてもらえる海外挙式になるよう、工夫したいところですね♪

【旅のしおり番外編】
  • 参加ゲストへのお礼メッセージ
  • 新郎新婦のプロフィール・馴れ初め
  • 親族紹介
  • 参加ゲストの紹介、新郎新婦との間柄
  • 現地の情報(新郎新婦がおすすめの観光・飲食スポットの案内など)

海外挙式招待状おすすめの「手作りキット」と「無料テンプレート」

招待状の手作りキット

「結婚式費用、新生活の準備でお金がかかる分、自分たちで招待状を作って少しでも節約したい!」

「手作りの招待状を作って、ゲストに感謝の気持ちを伝えたい!」という2人におすすめの無料テンプレートを集めました。

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海外挙式の招待状はいつまでに発送?3~4ヵ月前までに

スケジュール

海外挙式の場合はゲストのスケジュール調節のしやすさなどを考慮し、3〜4ヶ月くらい前には招待状を送りたいものです。

返信用はがきを同封する場合は、挙式の2ヵ月前までには返信を受け取るようにしましょう。

この頃には最終的な参加人数の確定などを行わなくてはいけないので、返信期日を過ぎても返信がない人には、連絡を取ってさりげなく返信を促します。

海外挙式準備スケジュール例

● 挙式予定日の6ヵ月前
海外挙式か、国内挙式かイメージを固める

● 5ヵ月前
挙式日程と場所の決定(ツアー会社に申し込み)
交通費・宿泊費などの費用負担について決める

● 4~5ヵ月前
参加して欲しいゲストに電話・メールで打診
参加ゲストが決まり航空券・宿泊の手配をする(ツアー会社に申し込み)

● 3~4ヵ月前
ゲストに招待状や旅のしおりを送る

● 2~3ヵ月前
返信用はがきを受け取る
出欠に変更があった場合は調整する

● 3ヵ月前
挙式アイテムやパーティーの内容を決める

旅行手配などのスケジュール管理は余裕をもって!

海外挙式を行う場合は、数日間のまとまったスケジュールをおさえる必要がありますよね。

そのため、ゴールデンウィークや年末年始などの大型連休に挙式が集中しやすい傾向があります。

これらの大型連休シーズンは式場も埋まりやすく、予約が困難なことが予想されます。

特にロケーションの良いハワイなどのリゾート地で挙式を行う場合は、旅行手配などに余裕をもったスケジュール管理を心がけましょう

海外挙式を行う場合は、自分たちで式場や航空券などを個別で手配するよりも、プロの手を借りるのが一般的です。

早くて1年前、半年前には旅行会社やプランニング会社に問い合わせを!

まとめ

  • 海外挙式の招待状を発送する前にゲストに参加の可否を打診する
  • ゲストには旅費の負担については明確に伝える
  • ゲストに旅費を負担してもらう場合はご祝儀を断るのが一般的
  • 現地の案内図はわかりやすく。英語表記はカタカナでフリガナをふる
  • 新郎新婦の当日のスケジュールや現地情報を記載した「旅のしおり」があると便利
  • 海外挙式の招待状は3〜4ヶ月前までに送る

以上、海外挙式の招待状を作成するときのマナーや例文をご紹介しました。

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