結婚後・入籍後の名義変更『郵便局』で行う手続きまとめ

結婚後・入籍後の名義変更『郵便局』で行う手続きまとめ

郵便物だけでなく、貯金や保険などの金融商品も扱う郵便局は、町に一つはある身近な存在ですね。

生活に密着している分、結婚して苗字や住所が代わったら、すみやかな変更手続きが必要です。結婚後に郵便局で必要な手続きの方法をまとめました。

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結婚後、郵便局で必要な名義変更手続き

郵便局

結婚して苗字や住所が変わったら、郵便局で手続きが必要です。

  • 【ゆうちょ銀行】住所・氏名・印章(印鑑)変更
  • 【各種保険】氏名・住所変更
  • 【郵便】転居・転送サービスの申請

複数の手続きが必要な場合、必要なものを全て用意して、一度に済ませてしまうことをオススメします。

<注意>運転免許証の書き換えを先にしておこう

ゆうちょ銀行の名義・住所変更時には、本人確認書類として運転免許証が必須。

まずは運転免許証の書き換えを先に行っておきましょう。

1.【ゆうちょ銀行】口座の名義変更・住所変更

郵便貯金の通帳結婚して苗字や住所が変わったら、ゆうちょ銀行の口座に関して、名義変更をし、新姓の印鑑登録手続きが必要です。

手続きに必要なもの(持ち物)

  1. 住所移転届書、氏名変更届書
  2. 改印届書(印鑑を変更する人のみ)
  3. 新姓の印鑑(印鑑を変更する人のみ)
  4. 通帳
  5. キャッシュカード
  6. 届出印
  7. 本人確認書類(新住所・氏名が確認できるもの)※

1・2は、郵便局の窓口で入手し、その場で記入します。

***

【定期預金口座などを開設した人】
上記の必要書類に加えて、証書・保管証が必要です。

【投資信託口座、国債口座がある人】
上記の必要書類に加えて、マイナンバーが記載されている書類が必要です。(マイナンバーカード・通知カードなど)

※本人確認書類について

名義変更・住所変更を同時に行う時は、「旧姓が確認できる書類」と、「旧住所が確認できる書類」が両方必要です。(新旧を証明する必要がある)

具体的には、戸籍謄本(抄本)や、運転免許証などの写真付公的証明書が必要です。(住所のみ変更する時は、戸籍謄本は必要なし)

写真付証明書がない場合は、保険証や年金手帳などに加え、公共料金の領収証書などが必要。

なお住所・氏名・印章変更は、代理人に委任することも可能です(委任状と代理人の本人確認書類が必要)。

どこで手続きする?営業時間に要注意!

ゆうちょ銀行の名義変更・住所変更・印章(印鑑)変更は、郵便局またはゆうちょ銀行「貯金窓口」で手続きをします。

注意したいのが、郵便局が開いていても「貯金窓口」は閉まっていることがあること。

営業時間は郵便局によって異なるので、あらかじめ自分が行く「貯金窓口」の営業時間をチェックしておきましょう。

※貯金窓口の取り扱い時間の目安:平日9時~16時

住所変更のみの場合は、郵送による手続きも可能

氏名や印章(印鑑)の変更がなく、住所変更のみの場合は、郵送でも変更手続きが可能です。

●郵送で「ゆうちょ銀行」口座の住所変更するやり方

  1. ゆうちょ銀行HPの「住所移転届書」入力フォームに入力
  2. 入力した「住所移転届書」をプリントアウトし、署名・押印
  3. 「住所移転届書」と本人確認書類のコピーを入れ、ポストに投函(切手不要)

このほか、投資信託・国債も住所変更する人は、マイナンバーが確認できる書類(マイナンバーカード、通知カードなど)のコピーも添付します。

新しい通帳やキャッシュカードはいつもらえる?

名義変更しても、通帳は新しい苗字などが上書きされるだけなので、すぐに使うことができます。

新しいキャッシュカードは手続き後、1~2週間で新住所に郵送されます。

なお通帳は、余白がなくなった時、新しい苗字が印字されたものに切り替わります。

(参考)住所・氏名・印章の変更-ゆうちょ銀行

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2.【郵便物】入籍後の住所変更(転送手続き・転居届)

郵便局の転居届結婚に伴い新居に引越しをするなら、忘れてならないのが郵便物の転送

郵便物は無料で新住所に転送してくれる

「転居届」を郵便局に提出することで、一年間、旧住所⇒新住所に、郵便物を無料で転送してくれます。

なお転送期間の更新は可能で、転居届を毎年出し続ければ、旧住所宛の郵便物は転送され続けることになります。

  • 届出日から一年間、旧住所から新住所へ郵便が転送される
  • 転送期間終了後(一年後)は、旧住所に出された郵便物は、差出人に返送される
  • 転送期間を更新したい場合は、再度転居届を提出する

郵便の転居届は、全国の郵便局で手に入れることができます。

結婚後(引越し後)の郵便物転送手続きのやり方

結婚・引越し後に、郵便物の転送を行う場合は、以下のいずれかの方法で行います。

●郵便局の窓口で手続き
窓口で「転居届」を記入し、提出。
必要書類:本人確認書類(免許証、保険証など)、旧住所が確認できる書類(免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)

●郵送で手続き
「転居届」を郵便ポストに投函。
必要書類:特になし。切手も必要なし

●インターネットで手続き
PCやスマホから申し込む。(e転居
必要書類:特になし

郵便局窓口や郵送で手続きする場合、「転居届」に印字されている、10ケタの数字(転居届受付番号)は、控えておきましょう。e転居(ネット)で申し込んだ場合は、受付完了メールに記載されています。

この転居届受付番号で、転居届の受付状況を確認することができます。

転居届の提出はいつまでに?

新居に滞りなく郵便物を届けてもらうためには、引越しの1~2週間前に手続きを済ませておくことをオススメします。

郵便局には「配達原簿」という独自の住民リストがあり、転居届が出されると、リストの内容が書き換えられる仕組みになっています。

配達原簿は、市区町村の役所とは連携していませんので、引越し後に転居届を出さなければ、元の住所に郵便物が配達され続けたり、差出人に戻ってしまうことになります。

3.【郵便局の保険サービス】入籍後の名義変更・住所変更

生命保険

郵便局で扱う保険サービス(かんぽ生命など)に加入しる場合、結婚後は名義・住所変更が必要です。

ゆうちょ銀行の口座の変更手続きの必要書類と同じものが多いので、いっしょに済ませてしまうのがベスト。

名義変更手続きのやり方・必要書類

郵便局の保険窓口で、本人が変更手続きを行います。

  • 保険証券(保険証書)
  • 新姓の印鑑
  • 本人確認書類 (運転免許証、健康保険証、パスポート、マイナンバーカードなど)

住所変更手続きのやり方・必要書類

郵便局の保険サービス加入者で、住所変更のみを行う場合は、3つの方法があります。

  1. 契約者専用サイトで手続き
  2. 郵便局保険窓口で手続き
  3. 郵送で手続き(名義変更をすでに済ませている人のみ可能)

***

手続きに必要なものは、以下の通り。

  • 保険証券(保険証書)
  • 新姓の印鑑
  • 本人確認書類 (運転免許証、健康保険証、パスポート、マイナンバーカードなど)
  • 住所変更届書(郵送手続きのみ。HPからダウンロード可能)

このうち、契約者専用サイトで手続きする場合は、本人確認書類は必要ありません。

結婚後、郵便局で名義変更・住所変更しなかったらどうなる?

郵便

郵便局では、氏名や住所の変更があった場合、「変更から〇日以内に手続きしなければならない」という期限はありません。

ただ、すみやかに手続きを済ませておかないと、「郵便貯金の満期のお知らせ」など重要書類が新居に届かなかったり、ゆうちょの口座に給料が振り込まれなかったりする恐れがあります。

なお、ゆうちょ銀行口座の氏名・住所の変更手続きをしても、自動的に郵便物が転居先に転送されることはありません。転居手続きは別途行いましょう。

新姓でも旧姓でも、郵便物はちゃんと届く?

投函

結婚と同時に新居に引越しをするだけでなく、同居後しばらくしてから入籍するなど、ライフスタイルは人それぞれ。

苗字が変わるタイミングと、住所が変わるタイミングが異なる方へ、苗字の違いによる郵便物の配達について、調べてみました。

住所が同じでも、新姓に変わったら届かない?

  • 別居婚(入籍後、しばらくは別々に暮らす)
  • 同棲後、入籍する

これらの場合、現住所は変わらず、苗字だけが変更になります。

この場合、姓が変わったことを郵便局に連絡する必要はありません。旧姓の郵便物が届いていれば、新姓に変わっても郵便物は問題なく配達されます。

姓が変わっても下の名前で「この住所の女性は結婚して苗字が変わった」と郵便局員が判断してくれるからですが、念のため、郵便ポストに旧姓を併記しておくと安心です。

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転居届で手続きすれば、郵便物は旧姓でも新住所に届く

入籍後、新居に旧姓の郵便物を転送してもらうことができます。

住所が変わった場合、郵便物の転送には「転居届」の提出による手続きが必要です。

この「転居届」には新姓と旧姓を書く欄があります。新旧の氏名を記入して手続きすれば、旧姓で出された郵便物も、入籍後の住所に転送してもらえます。

なお新居に引越し後、しばらくしてから入籍する場合(同棲カップルなど)は、転居届の「同居の場合 ○○様方」の欄に、世帯主の姓を記入します。

「居住確認ハガキ」が投函されることもある

転居届を出し、郵便ポストに新姓・旧姓を併記しておけば、新姓でも旧姓でも郵便物を配達してもらえます。

ただ防犯上、表札を出したくない場合や、郵便局員が配達を迷うケースもありますよね。

この場合、郵便局員が郵便物を手渡しをすることで、本人確認を行います。

留守などで確認ができなかった場合は、郵便受けに「居住確認」のハガキを入れ、一旦郵便物を持ち帰ります。

居住確認ハガキに、居住の有無と居住者氏名を記入して郵便ポストに投函すれば、その後は配達原簿が上書きされ、郵便物は問題なく届きます。

居住確認ハガキを投函しないと、一定期間後、郵便物は差出人に返送されます。

郵便物の名義変更もできるだけ早く行おう

転居届を出しても、転送してくれるのは一年間だけ。(更新は可能)

転送されてきた郵便物の差出人に対しては、すみやかに住所・名義変更の手続きを行ってくださいね。

  • DMなどのお知らせ
  • クレジットカードの利用明細 など

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まとめ

  • 結婚後は、ゆうちょ銀行・保険・郵便物の転送といった変更手続きが必要
  • 郵便物の転居サービスは無料。1年間は旧住所から新住所に転送される
  • 住所はかわらず、苗字だけが変わる場合、とくに郵便物の転送手続きは必要なし

結婚したら郵便局でも忘れてならない手続きが、たくさんありますね。

特に転居届は、出し忘れていると自分あての郵便が迷子になってしまいます。口座の名義変更などといっしょに、忘れずに済ませてくださいね

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