結婚式にカメラマンを持ち込みたい!注意点をプランナーが解説!

結婚式にカメラマンを持ち込みたい!注意点をプランナーが解説!

結婚式はウェディングプランナーの他、多くのスタッフによって運営されています。

美容師やフローリスト、会場内のスタッフ、料理を作るシェフ…その中の一人にウェディングカメラマンの存在があります。

結婚式の思い出を残すための大切なカメラマンですが、友人にカメラマンがいる場合は持ち込みを検討されることもあるでしょう。

今回は、結婚式シーンで持ち込みカメラマンを希望する場合のメリット&デメリットを解説。

安い、という理由だけで持ち込みを決めず、十分相談して決定していくことがおすすめです。

結婚式の写真撮影は3パターンある

結婚式写真

まず、結婚式の写真撮影について考えておきましょう。結婚式の撮影には、次の3種類があります。

  1. スナップ写真の撮影
  2. 記念写真の撮影
  3. 動画での記録撮影

スナップ写真の撮影

新郎新婦さまが結婚式場に到着した時から撮影がスタートし、ウェディング衣装への支度シーン、披露宴の最中、おひらきシーンまで、1日の全てのシーンを撮影していきます。

新郎新婦だけでなく、ゲストの表情もしっかり記録していきます。

L版サイズなどに印刷もできますが、スナップアルバムとして記念のアルバムに仕上げる方が多いですね。

撮影した全ての写真データをもらえることも多く、自分でオリジナルアルバムを制作することも可能です。

スナップ撮影に関しては、持ち込みカメラマンによる撮影を許可している会場もあります。

記念写真の撮影

新郎新婦二人だけでの記念写真や親族の集合写真、家族写真などを撮影します。

四つ切りや六つ切りの記念写真として仕上げてもらえます。

ホテルなどの大きな会場では、施設内に自社のスタジオを構えていることもあります。

そのため、持ち込み禁止で式場専属のカメラマンしか撮影を認めていないことも多いです。

動画での記録撮影(当日のビデオ撮影)

当日の結婚式シーンをムービーで記録していく撮影です。

スナップ写真と同様で、お支度シーンから披露宴中まで、1日のすべて撮影していきますが、写真とは違い音声が残ることが特徴的。

撮って出しのエンドロールを希望される方は、この動画記録撮影が必須です。

一般的にビデオカメラマンと呼ばれるスタッフのため、スナップ撮影や記念写真の撮影とは別物と考えましょう。

結婚式でカメラマンは持ち込みできる?

カメラマンの持ち込みに関しては、会場により決まりが異なります。

  • 持ち込み可能。持ち込み料や撮影の制限もない
  • 持ち込み料の支払いをすれば、持ち込みOK
  • 持ち込み完全不可、専属の式場カメラマンのみ

持ち込みを希望する場合は、式場決定前にしっかり相談しておくことが大切です。

では、式場カメラマンと持ち込みカメラマンのメリット・デメリットをご紹介していきましょう。

式場カメラマンのメリット&デメリット

ウェディングカメラマン(お仕度シーン) 費用が高額では?と思われる式場カメラマンですが、もちろんメリットもあります。

[メリット①]式場の撮影スポットを熟知している

式場カメラマンは、毎週結婚式の撮影に入っていることも多く、式場内の撮影スポットを熟知しています。

また結婚式の時間帯やその日の天候などに応じて、撮影場所の変更を提案してくれることも多いです。

結婚式(披露宴)で撮影すべきシーンを押さえているため、進行を妨げずステキな写真を残してくれます。

[メリット②]撮影不可とされている場所がない事が多い

専属のカメラマンのため、式場内のほとんどの場所で撮影が可能です。

ゲストが立ち入れない場所での撮影もOKのため、写真撮影の幅はぐんと広がります。

[メリット③]新人カメラマンにはベテランがつきそう

式場カメラマンも場数を踏んでいく必要があり、まだ新人であることもあります。

新人カメラマンがいる場合には、結婚式撮影になれているベテランカメラマンが同行し、2人体制で撮影を進めていくのが基本です。

こういった安心できる撮影体制も、式場カメラマンに依頼するメリットになるでしょう。

[デメリット①]撮影費用が高い

式場で依頼するカメラマンは、高額であることが多いです。

撮影だけの依頼であっても、10万円を超えることも少なくありません。

その上、アルバム代や記念撮影の台紙代もかかるため、出費がかさむことはデメリットだといえます。

記念写真代金は、仕上がりの台紙を含めて1万円〜2万円程度、焼き増しを希望する場合は、1枚につき4,000円〜6,000円程度が必要です。

スナップアルバムは価格もピンキリですが、7万円〜8万円前後の物もあれば、30万円以上のものもあります。

[デメリット②]当日、カメラマンとの初顔合わせになることも多い

希望すれば、カメラマンとの打ち合わせができることも多いです。

しかし打ち合わせを行うのは、結婚式当日に撮影に来てくれるカメラマンではなく、打ち合わせ専用のスタッフであることも多いのです。

そのため、結婚式当日にカメラマンと初めて会う、ということも十分ありえます。

もちろん、撮影指示書などを共有し自分たちの希望は伝わりますが、不安が残る方も少なくありません。

【まとめ】式場カメラマンのメリット&デメリット

● メリット
1)式場の撮影スポットを熟知しているため、クオリティの高い写真に仕上がる
2)式場内のどこでも撮影可能
3)新人カメラマンの場合は、ベテランが付き添うなど、バックアップ体制が整っている

●デメリット
1)撮影費用が高い、アルバムも高い
2)カメラマンと事前に打ち合わせができず、初対面で撮影になることが多い

カメラマン持ち込みのメリット&デメリット

ウェディングカメラマン

つづいて、持ち込みカメラマンについてご紹介。

料金以外にも意外なメリットや、致命的とも思えるデメリットがあります。

[メリット①]式場に依頼するよりも安価な場合も多い

式場カメラマンへ依頼であれば、10万円〜30万円程度の予算が必要であることに対し、持ち込みカメラマンであれば3万円〜10万円で済ませられることもあります。

持ち込み料を含めても、式場専属のカメラマンに依頼するより、安価に撮影を依頼できることも多いです。

カメラマン外注による持ち込みで安くなる理由は、式場を通さないため、仲介手数料がかからないことが理由としてあげられます。

撮影だけでなく、アルバムにも仲介手数料が必要ないことで価格を押さえられることでしょう。

最近では、インスタグラムやカメラマンのマッチングサイトなどを利用し、比較的容易にカメラマンを探すことが可能になっています。

予算重視なら、自身でカメラマンを探してみるのもひとつの節約になるはずですよ。

[メリット②]知人カメラマンなら表情が和らぐ

友人がカメラマンだったり、以前頼んだことのあるカメラマンだったりすれば、信頼関係を築けていますよね。

新郎新婦の表情は和らぎ、自然な笑顔の写真を残せるでしょう。

また細かな撮影希望も伝えやすく、事前に撮影に対しての打ち合わせを進めていくことも可能でしょう。

[デメリット①]持ち込み料が発生する

会場の規定により異なりますが、カメラマンの持ち込みには、持ち込み料が発生することがあります。

カメラマンに支払う金額も別に必要であるため、結婚式の撮影に対して費用が余計にかかってしまいます。

持ち込み料の相場については後述します。

[デメリット②]撮影場所に制限がある

会場により、「持ち込みカメラマンは立ち入り禁止」としている場所があります。

撮影制限の場所として多い場所は以下のとおり。

支度をするための控室やブライズルーム

控え室は仕度を中心とした場所であり、式場内のバックヤード。新郎新婦さまだけの特別な空間でもあります。

プライベートを重視するため、ゲストはもちろん持ち込みカメラマン、式場専属のスタッフ以外の立ち入りを制限しています。

花嫁のお仕度シーンは人気の高いショットですが、カメラマンの立ち入りができないなら、写真に残すことはできません。

チャペル(教会)

教会という神聖な空間は、専属カメラマンにのみ撮影を許可していることが多いです。

持ち込みカメラマンはもちろん、ゲストでさえも写真撮影を禁止にしている会場が多いです。

式場によっては、席からの撮影のみ許可している場合もありますが、祭壇付近での写真が残せない可能性が高いです。

指輪交換のシーンや、祭壇からのゲストの様子など、臨場感のある挙式風景を写真に残せないのは、大きなデメリットといえそう。

チャペルを撮影禁止としている会場はとても多いため、事前に確認しておきましょう。

【まとめ】持ち込みカメラマンのメリット&デメリット

● メリット
1)式場カメラマンよりも安いことが多い
2)カメラマンが知人なら、自然な笑顔の写真を残せる

●デメリット
1)持ち込み料がかかる
2)撮影場所に制限がある(控室やチャペルなど)

結婚式カメラマン 持ち込み料の相場と注意点

お金と結婚

カメラマンの持ち込み料は、3万円〜5万円が相場です。

持ち込み料を支払っても、式場カメラマンよりも、持ち込んだ方が安価になることも多いです。

ただし持ち込みでプロカメラマンに依頼する場合は、出張費が必要になることも。

遠方の方に撮影依頼をしてしまうと、交通費とは別に宿泊費も請求されかねません。

会場側には持ち込み料、カメラマンには撮影料と出張費や宿泊費を支払えば、式場に依頼した方が安かった!という結果にならないよう、注意しましょう。

素人カメラマンに要注意!

カメラマンの持ち込みで注意していただきたいポイントが「プロに依頼する」ことです。

カメラが好きな友人ではなく、プロとして仕事をしているカメラマンを探して下さい。クオリティに大きな差が出ます。

またプロカメラマンでも、結婚式撮影に対しては素人というケースもあり、これはオススメできません。

披露宴の流れや撮影ポイントを熟知していないと、素人同然の臨場感の無い写真になってしまいます。

結婚式の撮影になれているのかどうか、事前にしっかり相談しておきましょう。

結婚式でカメラマンが持ち込み禁止!?交渉方法

悩む女性

式場によっては「カメラマン持ち込み不可」ということもあり得ます。

どうしても持ち込みたい時の対処法をご紹介します。

式場決定前に持ち込み希望をしっかり伝える

会場専属のカメラマンではなく、自分が希望しているカメラマンを持ち込みたいと思っている場合には、式場決定前の交渉がマストです。

必ずカメラマンを持ち込みたい、という希望を伝えましょう。

その際、持ち込みを許可してくれるなら式場を契約するなどと提案し、持ち込み料免除で契約を進めるようにできることが最良の方法です。

一部の撮影のみ、持ち込みにする

記念写真や集合写真は式場側に依頼し、スナップ写真のみ持ち込みカメラマンを用意するなど、シーンによってカメラマンを分けることを相談しましょう。

チャペル内の撮影だけ式場カメラマンに依頼することで、持ち込みをOKしてもらえることもあります。

持ち込み禁止の会場にカメラマンをどうしても持ち込みたい場合、式場側と折り合いがつくように相談していきましょう。

【非推奨】友人(ゲスト)として招待する裏技

契約時に持ち込み交渉できていない場合は、友人として(偽って)結婚式に招待するという裏技もあります。

食事や席札なども全て用意し、他のゲスト同様にお席を確保することで、しっかりとゲストとしてのご招待が可能です。

しかし、式場関係者から「友人としてプロカメラマンを持ち込んでいる」と思われることも。

プランナーとの信頼関係を壊しかねないため、あまりおすすめできる方法ではありません。

現役カメラマンからのアドバイス

ウェディングフォトカメラマン

ウェディングプランナーとして働いていたころからの知り合いに、カメラマンがいるので、アドバイスを聞いてみました。

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結婚式というまたとない機会に撮影をご依頼頂くことは、とても光栄なことです。

しかし価格を重視し、全く知らないカメラマンを持ち込むことは少し考えもの。

カメラマンとしての腕は確かでも、結婚式の撮影は初めて、という方がいることも事実。

何も分からないカメラマンを持ち込むことは心配のタネになってしまいます。

元々知っているカメラマンや、友人がカメラマンであっても条件は同じです。結婚式撮影になれているかどうかを重視しましょう。

またマッチングサイトなどを利用した場合、人気のあるカメラマンは式場価格以上の料金が必要になることもあります一概に「安い」とは言えないことも理解しましょう。

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持ち込みを希望される場合は、人柄を信頼でき、なおかつ結婚式撮影になれているカメラマンかどうかが大きなポイントですね。

まとめ

  • カメラマンの持ち込み可否は、会場により異なる
  • 専属カメラマンであれば、撮影スポットをフル活用し撮影に挑んでくれる
  • 持ち込みカメラマンだと撮影場所に制限ができてしまう場合も
  • 持ち込む場合は、持ち込み料が必要になることもある

結婚式の撮影を持ち込みカメラマンに依頼したいという場合について、メリット・デメリットなどを含めてご紹介しました。

式場に依頼せず持ち込めば料金の節約になる、と考えている方も多いです。

しかし、実際は持ち込み料が発生したり、撮影に制限ができたりとデメリットととなる項目もあります。

どちらが良いか、二人で話し合っておくことが重要です。