結婚式の「ゲストお見送り」マナーとオススメ演出

結婚式の「ゲストお見送り」マナーとオススメ演出

披露宴が終わってやっと一息…といきたいところですが、まだまだ気は抜けません。

帰ってくるまでが遠足、ゲストをお見送りするまでが結婚式です。

お見送りでの新郎新婦の印象は、ゲストにとって式の思い出全体を左右するもの。

「いい結婚式だった」と思ってもらえるように、マナーはもちろん、演出にもこだわりましょう。

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結婚式のお見送り(送賓)にマナーはある?

ゲストと抱き合う新郎新婦

結婚式が終わり、ゲストにお礼を告げる「お見送り」。

朗らかなムードでつい気が緩んでしまいがちですが、お見送りにも並び順かける言葉一人当たりに割く時間など、守るべきマナーがあります。

ですがマナー以上に大切なのは、「今日は来てくれてありがとう」の気持ちをきちんと伝えること。

マナーにとらわれガチガチにならず、目を見てゲストに感謝の言葉をかけましょう。

ゲストが「良い式だった」と思えるかどうかは、お見送りの印象でだいぶ変わってくるものです。

お見送りをするのは新郎新婦だけ?親・仲人は?

結婚式のお見送り

披露宴が終わったら、新郎新婦は式会場を出てお見送りの準備をします。

お見送りは両家の両親、仲人や媒酌人がいる場合は全員で行うのが一般的。

並び方は披露宴会場の扉に近い方から、以下のように。

  1. 新郎母
  2. 新郎父
  3. 仲人・媒酌人
  4. 新郎
  5. 新婦
  6. 仲人・媒酌人夫人
  7. 新婦父
  8. 新婦母

仲人・媒酌人がいない場合はその分を詰めて並ぶようにしましょう。

新郎新婦からゲストへかける挨拶&言葉例

抱き合う新婦とゲスト

新郎新婦がゲストにかけるべき言葉は、何をおいても「感謝の言葉」です。

ですが、ゲストによって感謝の表現の仕方も変わってくるもの。

どの相手にどんな風に言葉をかけるべきなのか学んでおきましょう。

● 友人など、仲良しのゲスト
「ありがとう!また今度一緒に飲もうね」
「遠いところをありがとう!あとで(二次会)でゆっくり話そう!」

● 目上のゲスト
「本日はお忙しい中本当にありがとうございました」
「ありがとうございました、(先輩などで二次会に来る場合)後ほどゆっくりお話ししましょう」

● 遠方からきたゲスト
「本日は遠方よりありがとうございました、どうぞお気をつけてお帰りください」

● 上司、職場関係者
「本日はありがとうございました、今後もどうぞよろしくお願いいたします」

ゲストのお見送りにかける時間はどのくらい?

披露宴終演後は、新郎新婦からきちんとお礼の言葉を伝えたいですが、長すぎてもダメ。

長々とおしゃべりすると、待たされているゲストは退屈。正直早く帰りたい、と思っているかも。

一言感謝を伝えるつつ、スムーズに招待客のお見送りをしましょう。

お見送り時間は1人20秒程度に!

ゲスト1人1人とゆっくり話したいのはやまやまですが、後がつかえてしまいます。

話す時間は1人20秒程度で区切るようにし、他のゲストを待たせないようにしましょう。

仲良しグループにはまとめて挨拶を

仲良しグループの場合はまとめて1分程度で済ませるとベスト。

つい話が盛り上がってしまいがちですが、「あとで(二次会)沢山話そうね」と上手に切り上げるようにします。

披露宴のお見送りの演出はプチギフトが定番

お見送りのプチギフト

お見送りの演出で定番なのが、プチギフト。

かわいらしくラッピングされた中身は、チョコやキャンディーといったお菓子がポピュラーです。

好き嫌いが少なく消えものなため、手軽に受け取れるのが人気の理由。

プチギフトの料金の相場は?

コスパもよく準備しやすいプチギフトですが、いくらぐらいで済ませるのが一般的なのでしょうか?

ゼクシィ結婚トレンド調査2018調べによると、1人あたり200~300円未満が27.8%、300~400円未満が26.9%、平均額は272円。

この結果から、「プチギフトは300円前後が相場」となります。

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プチギフト以外でゲストを楽しませる「お見送り」演出は?

ブーケ

プチギフト以外にも、楽しいお見送りの演出アイディアはまだまだ沢山!

その中でもオススメの内容をいくつかご紹介します。

プチギフトをくじ引き式にする

プチギフトの中身を5種類ぐらいに分け、ボックスの中に入れくじ引き形式にします。

段ボールなどで手作りし、白い布&レースで装飾したボックスでOK。

簡単に準備ができるのに最後の最後まで遊び心があって、ゲストも楽しめる演出です。

プチギフトに「サンキューカード」を添えて

プチギフトにサンキューカード(サンクスカード)を添えるアイディアもオススメ。

サンキューカードに決まった文はありません。

「今日は来てくれてありがとう」という内容であれば大丈夫。

全員同じ内容で渡しても良いですが、時間に余裕があるなら1人づつ手書きがオススメ。

短い文章でも、よりゲストへ「ありがとう」の気持ちが伝わりますよ。

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新郎新婦との写真撮影会

結婚式で新郎新婦とゲストが一緒に写った写真は、意外と少ないもの。

お見送り時に写真撮影の時間を設けるとゲストにも喜ばれます。

注意点としては、各撮影時間を1分程度で済ませること。

スマホを用意して待っていただくよう、退席前に司会者から話しておいてもらうとスムーズです。

また、人数が多い場合はグループでまとめて撮影をするなどして、他のゲストの待ち時間が長くならないように注意しましょう。

会場装花をプレゼント

「お見送りで会場装花をプレゼント」はゲストにも喜ばれるポピュラーなアイディア。

あらかじめゲストテーブルの装花は、小さなブーケを使ったものにしておきましょう。

ゲストが帰りの身支度をしている間に、式場の人がささっと回収をし準備をしてくれます。

渡すゲストは全員でも良いですし、欲しい人だけの希望制、事前に渡す人を決めておくなどでもOK。

お花の予算や量によるため、お花屋さん・式場関係者と調整をしておきましょう。

お見送りボードを準備しておく

ウェルカムボードならぬお見送りボードも、ゲストが楽しめる演出です。

入り口にあったウェルカムボードの「Welcom」部分が、帰りは「Thank you」になっているなど、ゲストが驚く細工を。

もちろん、全く別のものを準備しても◎

式の最中に撮った写真を「Thank you」の文字と一緒に飾っておくなど、「あっ」と目を引く楽しいものを作成しましょう。

お見送り中に流す曲にも注意!

お見送りは新郎新婦の明るい未来を想像させるもの。

楽しい音楽をチョイスし、盛り上げるようにします。

しんみりした音楽やバラードは、これからの新郎新婦と真逆のイメージになるため、避けた方が無難。

どうしても使いたいのであれば、式の別のシーンに活用しましょう。

送賓の順番待ち中もゲストを退屈させないアイディア

お見送りは順番に行うのが一般的。

そのため、式場内では順番が回ってこないゲストが待ちぼうけになってしまいます。

待ち時間を退屈させないよう、いくつか工夫が必要です。

グループ・テーブルごとの退席をお願いする

お見送り時は1人1人の退席ではなく、グループやテーブルごとにすることで、スムーズに進みます。

ゲスト自身もお見送りの順番が早く回ってくるため、待ち時間が少なくなるメリットが。

参列人数が多い結婚式の場合、ぜひ取り入れて欲しいアイディアです。

披露宴会場でビデオを流しておく

待っている間、手持ち無沙汰のゲストにはビデオを楽しんでもらいましょう。

内容は、新郎新婦から1人1人へのメッセージ、または式当日の様子など、誰が見ても退屈しないものを。

式場側と相談してどんな内容をどのくらい流すかなど、事前に決めておきましょう。

お見送りは結婚式最後の時間!心を込めてお礼を言おう

  • お見送りには並び方・マナーがある
  • 1人1人にかける時間は、最長でも20秒程度に抑える
  • お見送り時の演出はプチギフト以外にも楽しいものが沢山
  • 順番を待つゲストを退屈させないよう工夫をしよう

お見送りは、新郎新婦にとってもゲストと接するチャンスです。

式の最中には伝えられなかったありがとうの気持ちを、最大限伝えるようにしましょう。

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